チヌ( クロダイ )のフカセ釣りには必要不可欠なポイントに魚を寄せるためのマキエ( コマセ )とサシエについて詳しく説明します。

初心者の方でも、解凍したオキアミと混ぜ合わせるだけで簡単に作れるマキエの配合レシピも紹介しているので、釣行する時の参考になれば幸いです。
まず最初に、マキエを作ったり撒いたりする時に使用するマキエ( コマセ )ワークに必要な釣り用品について説明します。
チヌ( クロダイ )に出会うための釣行に備えて、事前に準備をしておきましょう

1. バッカン( サイズ 36cm や 40cm など )

マキエ( コマセ )を使用するフカセ釣りには欠かせない必需品になります。
⇒ マルキュー パワーバッカンセミハードTR W
フタ付き開閉タイプのバッカンを選べば、釣り中突然の雨に降られてもすぐにフタを閉めて対応できるので便利です。
2. コマセミキサー( マゼラー )

オキアミをカットしたり、配合餌と混ぜ合わせる時に使用する道具です。
⇒ シマノ ワンピースコマセミキサーX
錆びに強いステンレス製の小型スコップで代用することも可能です。
3. ヒシャクスタンド( 柄杓ホルダー )

柄杓を立てて置いたり、マキエが付着して汚れた杓を濯ぐためのアイテムです。
⇒ マルキュー パワーヒシャクスタンドTR V
マキエ用のバッカンにワンタッチで脱着可能なタイプが便利です。
4. ヒシャク( マキエ杓 )

マキエを狙ったポイントに撒くための必需品です。
⇒ マルキュー パワーヒシャクST65U
全長 65cm ぐらいのマキエ杓が1本あれば、近場から遠投までオールラウンドに対応できる万能タイプで、使い勝手もよくて最適です。
5. サシエバッカン

オキアミなどのサシエを入れる小型のバッカンです。
⇒ マルキュー パワーエサバケット15TRU
マキエ用のバッカンに装着して使えるタイプが便利です。
6. 水汲みバケツ

海水を汲んでマキエの中に加えたり、汚れた釣り用品や手を洗ったり、釣行時には必ず持って行きたい必須アイテムです。
汚れてしまった釣り場を掃除するためにも必要です。
⇒ マルキュー パワー水くみバケツTR U
フカセ釣りを問わず、釣行時の必需品 になります。
上記で紹介した 1〜6 の道具を揃えれば準備は完璧です。
それでは、チヌのフカセ釣りで使用するマキエの作り方について説明します。
マキエ作りの基本は、オキアミと配合餌( 集魚剤 )を混ぜ合わせたもので、冷凍のオキアミブロックを解凍して使用します。

⇒ ヒロキュー オキアミ( マキエ用 )
◆ オキアミの解凍方法
⇒ オキアミの解凍予約を受け付けている釣具屋さんを利用すると便利です。
釣行日が決まったら事前( 遅くても前日まで )に連絡して
「 オキアミ 1枚( 3kg )の解凍予約をお願いします。」
「 〇月〇日の〇時頃お店に行きます。」
上記のように店員さんへ伝えておけば、オキアミを半解凍の状態で受け取れます。
解凍予約が不可能な場合は、事前に購入して玄関先などに放置して常温で自然解凍しておいてください

真冬は寒くてなかなか解けないと思うので、細かくスライスされた状態で売られている冷凍のオキアミを使用すると便利です。
そのまますぐに使えるので、面倒な手間を掛けたくない方にもぴったりです。

⇒ ヒロキュー スライスオキアミ キザミッコ
◆ マキエの作りの手順
手順 1.
半解凍または解凍したオキアミをバッカンに入れて、コマセミキサーで好みの大きさにカットしながらほぐします。
ポイント



私は季節に合わせて上記のように調整しています。
手順 2.
市販のチヌ用配合餌を入れて軽く混ぜ合わせます。
手順 3.
海水を少しずつ加えて混ぜ合わせながら固さを調整してマキエを仕上げます。
配合餌のパッケージ袋の裏側にマキエを作る時に加える海水量の目安が記載されているので、参考にしてください。
手順 4.
最後にバッカンを地面にトントンと上下させて、余分な空気を抜いたら完成です。
実際にマルキューの配合餌を使用して作るマキエのレシピを何種類か紹介します。
初心者さんでも迷わず簡単に作れるように、数種類の配合餌を使用する複雑な配合方法ではなく オキアミと混ぜるだけ のシンプルな単品使用パターンです。
オキアミ 3kg + チヌパワー遠投G 1袋( 3kg )+ 海水

⇒ マルキュー チヌパワー遠投G の詳細はこちら
比重が軽めのマキエに仕上がるので、海中でゆっくりスロープ状に沈下させてチヌがサシエを捕食するタナを探りながら釣るのに適しています。
オキアミ 3kg + 爆寄せチヌ 1袋( 3.5kg )+ 海水

⇒ マルキュー 爆寄せチヌ の詳細はこちら
集魚力が高いマキエに仕上がり、中層から海底付近を攻めるフカセ釣りに適したバランス重視タイプのオールラウンダーです。
オキアミ 3kg + Bチヌ遠投 1袋( 3.5kg )+ 海水

⇒ マルキュー Bチヌ遠投 の詳細はこちら
比重が重めのマキエに仕上がるので、海底にマキエを溜めてポイントを作り、寄せたチヌを狙う釣りに効果を発揮します。
オキアミなしの配合餌や集魚剤のみのマキエの作り方については...

⇒ チヌ( クロダイ )のフカセ釣り「 配合餌や集魚剤のみの撒き餌作り 」
上記の記事で紹介しています。
次は、チヌのフカセ釣りで使用するサシエについて説明します。
チヌは何でも食べる悪食な魚として有名で、使用する餌のバリエーションも豊富ですが、釣行時に最低限用意しておきたいサシエを何種類か紹介します。
1. オキアミ

⇒ マルキュー くわせオキアミスーパーハード
チヌやグレのフカセ釣りには欠かせない定番のサシエです。
冬場や春先の海水温が低い時期は、食い込み抜群の特効餌になりますが、エサ取りの活性も高い夏から秋にかけては狙われやすく全然通用しないことも...。
ちなみに、チヌ( クロダイ )のフカセ釣りで使用するサシエのオキアミは、必要な材料を揃えて自分で加工して自作することも可能です。
オキアミの加工方法については...

⇒ オキアミの加工方法「 海釣りの刺し餌を自作する時のアレンジレシピ 」
上記の記事で紹介しています。
2. コーン

⇒ マルキュー ニューくわせコーン
オキアミが通用しない時やチヌの目先を変えたい時に使用するサシエです。
黄色い餌は海中で目立ってアピール力もあり、エサ取りに対してもオキアミより効果は高くなります。
3. サナギ

⇒ マルキュー 活さなぎ
サナギはチヌが好む餌のひとつで、エサ取りに対しても有効です。
虫が苦手な方は、気持ち悪くて触れないかも( 笑 )
4. 練りエサ

⇒ 高集魚レッド
エサ取りに強い頼れるサシエになります。
マキエに近いカラーの赤色や茶色から、海中で目立つホワイトやイエローまで、多彩な色が揃っています。
マキエと同じ色で合わせたり目立つ色でアピールしたり、状況に応じて針に刺す大きさを変えたりなど使い方も様々です。
ちなみに、チヌ( クロダイ )のフカセ釣りで使用する練りエサは、必要な材料を揃えれば自作することも可能です。
練りエサを1から手作りする時の作り方のレシピは...

⇒ チヌ( クロダイ )釣り「 刺し餌の練り餌の作り方と自作方法レシピ 」
上記の記事で紹介しています。
今回紹介した 1〜4 のサシエをエサ取りの活性やフィールドの状況に応じてローテーションしながら使用します。
チヌ( 黒鯛 )のフカセ釣りで使用するマキエとサシエについての説明は以上です。
【 関連記事 】

⇒ チヌ( クロダイ )のフカセ釣り「 マキエの作り方と配合のレシピ集 」

⇒ チヌ( クロダイ )のフカセ釣りの配合餌の使い方と水中イメージ動画

⇒ チヌ( クロダイ )釣り「 フカセ釣りや紀州釣りの刺し餌の付け方 」

⇒ チヌ( クロダイ )のフカセ釣り「 刺し餌の使い分けと釣りの展開術 」

⇒ チヌ( クロダイ )のフカセ釣り「 マキエの打ち方と同調テクニック 」

⇒ チヌ( クロダイ )のフカセ釣り「 マキエ( コマセ )ワークの手順 」

⇒ チヌ( クロダイ )のフカセ釣り「 魚種別のエサ取り対策法と対処法 」

⇒ チヌ( クロダイ )のフカセ釣り「 春の乗っ込み時期のマキエ配合 」