2014年08月30日
チヌ( クロダイ )の紀州釣り「 ダンゴの配合レシピとサシエ 」
紀州釣りの命 とも言えるダンゴの配合レシピとサシエについて詳しく説明します。
ダンゴは自作することも可能ですが、作るのが面倒な場合は、市販されている専用の配合餌を使用すると手間も掛からずすぐに使えるので便利です。
上の写真は、紀州釣りで使用する米糠ベースのダンゴ材です。
「 紀州釣りのダンゴを自作してみたい!」と思っている釣り師の方のために、材料の配合割合と作り方のレシピを紹介していきます。
釣行時の参考になれば幸いです。
◆ 最終更新日:2024年6月29日
◆ ダンゴのベースになる基本材料
材料 1. 米ぬか
ダンゴのベースとなる一番重要な材料で、ダンゴに粘りと濁りの効果を与えます。
チヌは濁りを好む習性があるので、糠の濁りで警戒心を解きハリスを濁りの煙幕で隠して見えにくくする効果が期待できます。
スーパーなどのお店はもちろん、精米所やお米屋さんで入手できます。
材料 2. 砂
中に砂を入れることにより比重が重くなるので、ダンゴを早くボトムに沈めたり、適度なタイミングで崩壊するバラケ性を与えます。
上の写真は、私が紀州釣りのダンゴを自作する時に使用している砂です。
砂の粒子の大きさによって、ダンゴのまとまりやバラケ性が大きく左右されるので、写真のように粒子が細かくてサラサラした砂を使用することをオススメします。
ホームセンターや海辺の砂浜( ビーチ )などで入手できます。
材料 3. サナギ粉
ダンゴの配合には欠かせない定番の集魚剤です。
⇒ マルキュー 細びきさなぎと荒びきさなぎ の詳細はこちら
細びきさなぎは、粒子が細かくダンゴのバラケ性を極力変えずに集魚力をアップさせることが可能で、荒びきさなぎは、粒子が荒く集魚力アップと同時にダンゴのバラケ性を高める効果もあります。
材料 4. 押し麦
ダンゴのバラケ性を高めたり、海中で白く目立つので、集魚効果があります。
⇒ まき餌 釣むぎ( 釣りエサ用の押し麦 )の詳細はこちら
釣って持ち帰ったチヌを捌くと、お腹の中に押し麦がいっぱい入っているので、麦はチヌの好物であることがわかります。
紀州釣りのダンゴ作りは、上記の 1〜4 の材料をベースとして使用します。
◆ 材料の配合割合
注意点
材料の配合割合に関しては、人それぞれ考え方も異なり、100%正解という基準がない世界なので、あくまでも目安としてお考えください。
当ブログで紹介している配合割合は、管理人が紀州釣りで使用するダンゴを自作する時のレシピになります。
材料を 1000cc のカップで計量するとします
・ 米ぬか 5カップ( 5000cc )
・ 砂 1カップ( 1000cc )
・ サナギ粉 1/2カップ( 500cc )
・ 押し麦 1/4カップ( 250cc )
※ 砂の状態によってダンゴの性能が大幅に変化するので、初めて作る方は少量ずつ
試作して実際に握ってみて感覚を掴んでください。
当ブログの管理人が試釣を重ねて完成した紀州釣り( ウキダンゴ釣り )の最新版のダンゴの配合レシピを公開しました。
⇒ チヌ( クロダイ )の紀州釣り「 完全保存版!新ダンゴの配合レシピ 」
上記の記事を参考にしてください。
◆ 集魚力を高めるためにプラスする餌( オプション )
・ アミエビ
アミエビを 1/2カップ( 500cc )程度加えます。
⇒ マルキュー アミサビキ の詳細はこちら
上記のような常温タイプのアミエビを用意しておくと、解凍する手間も省けて使いたい時にすぐに使えるので便利です。
アミエビは、魚の活性が低い時期に入れると効果的な特効餌になります。
・ サナギミンチ
マルキューのニュー活さなぎミンチを解凍して 1/2袋 程度加えます。
⇒ マルキュー ニュー活さなぎミンチ の詳細はこちら
ポイントに寄せたチヌを足止めする効果も期待できます。
・ チヌパワー
マルキューのチヌパワーを 1/2カップ( 500cc )程度加えます。
⇒ マルキュー チヌパワー の詳細はこちら
⇒ マルキュー チヌパワー( 徳用サイズ )の詳細はこちら
集魚力を高める効果以外にも、まとまりやすさや握りやすさもアップして扱いやすいダンゴに仕上がります。
冬や春など海水温が低く魚の活性も低い時期は、積極的に上記の餌を使用してダンゴの集魚力を高めると効果的で、逆に夏や秋などエサ取りが非常に多い時期は、集魚力を極端に高めない方が無難です。
「 自分で紀州釣りのダンゴを作るのは難しそうだ...。」
「 自作のダンゴなんて面倒くさいな...。」
そう思っている方のために、海水を加えるだけで誰でも簡単に作れるマルキューの配合餌( 紀州ダンゴ )を紹介します。
⇒ マルキュー 紀州パワー の詳細はこちら
⇒ マルキュー 速戦爆寄せダンゴ の詳細はこちら
⇒ マルキュー ウキダンゴX の詳細はこちら
紀州パワー・速戦爆寄せダンゴ・ウキダンゴXは、集魚力が高く握りやすくて扱いやすいトータルバランスに優れたダンゴが海水を加えるだけで簡単に作れます。
単品で使用することも可能で、オールシーズン使えてビギナーさんでも握りやすくて扱いやすい万能なダンゴに仕上がります。
当ブログの管理人は、扱いやすい紀州パワーが一番のお気に入りです。
⇒ マルキュー 波止ダンゴチヌ の詳細はこちら
波止ダンゴチヌは、単品使用やアレンジもOKなダンゴのベースエサです。
エサ取りの活性が高い夏〜秋にかけては単品使用で、冬場はアミエビをプラスして集魚力を高めるなど季節によって使い分けすることも可能です。
更に波止ダンゴチヌは、フカセ釣り専用の配合餌と混ぜ合わせることでハイブリッドダンゴにグレードアップさせることも可能です。
詳細については...
⇒ チヌ( クロダイ )の紀州釣り「 特殊なハイブリッドダンゴの作り方 」
上記の記事で紹介しています。
⇒ マルキュー 紀州マッハ の詳細はこちら
⇒ マルキュー 紀州マッハ攻め深場 の詳細はこちら
紀州マッハや紀州マッハ攻め深場は、集魚力がやや低めに設定されているので、自分の好みで色々なアレンジができるダンゴのベースエサになります。
ダンゴの配合方法にこだわりたい方に向いています。
◆ 紀州釣りで使用するサシエ
・ オキアミ
・ コーン
・ サナギ
・ 練り餌
釣行時は、チヌが好む上記の餌を用意しましょう。
チヌ( クロダイ )の紀州釣りで使用するサシエの詳細については...
⇒ チヌ( クロダイ )のフカセ釣り「 マキエの配合レシピとサシエ 」
上記の記事で紹介しているので、そちらも参考にしてください。
特に海水温が高い夏から秋にかけてのエサ取りが非常に多い時期は、オキアミだけで勝負しても釣りにならない可能性が高いです。
エサ取り対策も考慮して、サシエは数種類用意しておいた方が無難です。
・ ボケジャコ
・ カニ
・ スイカ
・ ミカン
上記の餌もチヌには有効です。
スイカやミカンに関しては、ネタと思われそうな餌になりますが、意外に釣れたりするので侮れませんよ( 笑 )
紀州釣りのダンゴの配合レシピとサシエについての説明は以上です。
【 関連記事 】
⇒ チヌ( クロダイ )の紀州釣り「 ダンゴの配合レシピ 冬〜春 攻略法 」
⇒ チヌ( クロダイ )の紀州釣り「 ダンゴの配合レシピ 夏〜秋 攻略法 」
⇒ チヌ( クロダイ )の紀州釣り「 ダンゴの配合レシピのアレンジ方法 」
⇒ チヌ( クロダイ )釣り「 フカセ釣りや紀州釣りの刺し餌の付け方 」
⇒ オキアミの加工方法「 海釣りの刺し餌を自作する時のアレンジレシピ 」
⇒ チヌ( クロダイ )釣り「 刺し餌の練り餌の作り方と自作方法レシピ 」
⇒ チヌ( クロダイ )の紀州釣り「 初心者さん対応!具体的な釣り方 」
posted by Nao☆ at 18:52
| チヌの紀州釣り