釣った魚を自分で加工して美味しく食べる魚料理レシピの紹介です。
今回は、天日干しで作る自家製の干物の作り方を紹介します。

上の写真は、私が釣った魚を使用して塩干しや醤油干しに加工した魚たちです。
天日干しの干物を自作すると、普段スーパーや魚屋さんなどで買って食べている干物とはまた一味違う美味しい魚料理になります。
釣りをやらない方でも、スーパーの鮮魚コーナーや魚屋さんなどで売られている生の魚を自分で加工しても作れますので、興味がある方はぜひ作ってみてください。
それでは、干物の作り方の手順を紹介します。
◆ 目 次
1. 干物の作り方 〜 塩干し 〜
2. 干物の作り方 〜 醤油干し 〜
まず最初に、干物に加工して食べると美味しい魚を何種類か紹介します。

上の魚は、ライトソルトルアーフィッシングのアジングで釣ったアジです。
特にアジは、干物の定番 と言える魚になるので、干物に加工して食べても間違いなく美味しいです。

上の魚は、夜釣りのルアーフィッシングで釣ったカマスです。
アジングと同じようにソフトルアーのワームで釣れますが、カマスは歯が鋭い魚なので、数匹釣るとワームがボロボロに...。
苦い経験があるので、カマスはハードルアーのミノーで釣りました( 笑 )
カマスの釣り方( ルアー釣り )について知りたい方は...

⇒ ソルトルアーフィッシングのライトゲーム「 堤防でカマス釣り釣行記 」
上記の釣行記で紹介しているので、参考にしてください。
カマスは塩焼きなどで食べても美味しい魚ですが、干物に加工すると身に旨味が凝縮されて美味しくなります。

上の魚は、サビキ釣りなどで釣れる定番の小サバです。
本当は小サバより小アジの方が嬉しいと思う方もいると思いますが、醤油干しなどの干物に加工して食べると美味しい魚です。
その他にイワシやサンマなどの魚も干物に最適です。
上記はあくまでも一例なので、自分が「 干物にしたら美味しそうだな〜 」と思う魚を使用して作ってみてください。
1. 干物の作り方 〜 塩干し 〜

上の写真のように出刃包丁を使用して魚を捌き、内臓と鰓を取り除いてから片側を背骨に沿って開きます。
ちなみに、捌いてある魚はアジです。
他の魚もアジの干物を作る時と同じように捌けばOKで、魚の頭は別に必要ないという方は、捌く時に切り落としてしまっても大丈夫です。
干物を作る時の魚の捌き方が分からない方は、下記の YouTube にアップされている動画を参考にしてください。
違う捌き方も知りたい方は...

⇒ 小サバと小アジの料理レシピ「 魚の捌き方と揚げ物の調理方法 」
上記の記事も参考にしてください。
次は、開いた魚に味付けをします。
魚の干物( 塩干し )の味付けに使用する基本の調味料は食塩になります。
塩にもこだわりたい方は...


⇒ 伯方の塩 焼塩
自分好みの塩をチョイスして干物の味付けに使用してください。

上の写真のように塩水に開いた魚を漬けて味付けします。
ちなみに、味付けしている魚はカマスです。
魚を漬ける塩水の塩分濃度は、水1Lに対して食塩30〜50g( 3〜5% )がひとつの目安になりますが、更に塩辛い濃い味付けが好みの方や一度に漬ける魚の枚数が数十枚と多い場合は、食塩を増量してアレンジしてください。
塩水に漬け込む時間ですが、20cm程度の魚なら2〜3時間、10cm程度の小さい魚なら1時間ぐらい漬けておけば身に味が馴染みます。

塩水で味付けした魚を干し網( ドライバスケット )に入れて天日干しにします。
ちゃんとドライバスケットの中に入れて干せば、ハエが集ってしまったりネコやカラスに食べられてしまうトラブルも防止できます。
魚を干して出掛けて帰って来たら干物が1枚残らず全部没収されていた...なんてことにならないように注意してください。


⇒ キャプテンスタッグ ドライバスケット
干す時間の目安に関してですが、当日の 天気・気温・湿度・風の有無 などにより魚が乾くまでに必要な時間が 大幅に変化する ので、様子を見ながら干してください。
冷蔵庫の中でラップなどをしない状態で魚を並べて干すことも可能ですが、ちゃんと天日干しにした方が干物も更に旨味を増してより美味しく仕上がります。

上の写真は、完成したカマスの干物です。
目視で魚を確認して表面が市販されている干物と同じような状態になっていたり、表面を直接手で触ってみてベタつかなくなっていれば完成です。

魚焼きグリルなどでこんがり焼けば、自家製の開きの干物 の完成です。
アジの干物( 開き )と言えば、和の朝食の定番ですね!
干物の焼き方にもこだわりたい方は、下の写真のような七輪を使用して炭火で炙って焼いて食べても美味しいです。


⇒ キャンパーズコレクション 七輪 の詳細はこちら
炭火が持つ遠赤外線効果により肉や魚が美味しく焼けるので、私も自宅のベランダで自作の干物や生サンマなどをよく焼いています( 笑 )
2. 干物の作り方 〜 醤油干し 〜

次は、醤油干しの作り方を紹介します。
ちなみに、写真の魚は小サバです。
塩干しを作る時は、捌いた魚を3〜5%の塩水に漬けて味付けしましたが、今回は醤油で味付けします。

写真ちょっとブレていますが...捌いた魚を醤油に浸します。
ちなみに、醤油の中に味醂を入れて味付けすれば、味醂干し になります。
昆布醤油などで味付けすると、魚に昆布の旨味もプラスされます。
醤油は塩分濃度が高いので、10cm程度の小さい魚は軽く2〜3分ぐらい浸し、20cm程度の魚は10分ぐらい浸せば味付けは十分です。
※ 長時間醤油に漬け込んでしまうと 塩辛くなり過ぎる ので注意してください。
醤油で味付けした魚を冷蔵庫の中で2〜3時間ぐらい寝かせて、身に醤油の色と味を馴染ませます。

塩干しの作り方の時と同じように、魚を干し網( ドライバスケット )の中に入れて太陽光に当てて天日干しにします。
魚を干す時に表面に軽く胡麻をふってあげると完成した干物の見た目も良くなり、焼いた時の醤油の香ばしい香りと胡麻の風味が相性抜群で更に美味しくなります。

上の写真は、完成した サバの醤油干し の焼く前の状態です。

サバの醤油干しを焼くと、上の写真のような感じになります。
塩干しとはまた一味違う魚の味と醤油や胡麻の香ばしい風味も同時に楽しめる自家製の美味しい干物に仕上がります。
自家製の干物を作ってみたい方は、ぜひチャレンジしてみてください。
下記の関連記事で自家製の干物を使用して作る美味しい混ぜご飯の簡単魚料理レシピや干物フライと丸干しの作り方も紹介しています。
よろしければそちらの記事もご覧ください。
【 関連記事 】

⇒ 魚料理の簡単レシピ「 アジやカマスの干物を使った混ぜご飯の作り方 」

⇒ 小アジの食べ方「 骨まで美味しい干物フライの作り方の魚料理レシピ 」

⇒ 小サバ( 豆サバ )の美味しい食べ方「 丸干しの作り方の料理レシピ 」