カサゴ( ガシラまたはアラカブ )の料理レシピを紹介します。
今回紹介する魚料理のレシピは...

釣った根魚のカサゴを使用して作る 味噌汁 と 煮付け です。
カサゴ以外の魚を使用しても同じように調理することができるレシピなので、魚料理にチャレンジしてみたいと思っている方の参考になれば幸いです。
それでは、作り方を詳しく説明します。
◆ 目 次
1. カサゴの味噌汁の作り方
2. カサゴの煮付けの作り方
1. カサゴの味噌汁の作り方
◆ 材 料
・ カサゴ
・ 昆布だし( または、鰹だし )
・ 味噌
・ 味噌汁の具 各種( お好みで )

上の写真は、今回の魚料理で使用する食材の「 カサゴ 」で、地域によって ガシラ または アラカブ と呼ばれている魚です。
スーパーの鮮魚コーナーや魚屋さんなどで普通に売られていますが、釣り好きの方なら自分で釣って食材調達することも可能です。
食材のカサゴを釣って自力調達したい方は、カサゴ釣りの 仕掛け・エサ・釣り方 について紹介している私の釣行記

⇒ 防波堤でカサゴ釣り 根魚釣行記「 仕掛け・エサ・釣り方も紹介 」
上記の記事をご覧ください。

まず最初に出刃包丁を使用してカサゴを捌きます。
鱗・内臓・鰓 を綺麗に取り除いて半分にカット( またはブツ切りに )します。
カサゴの魚体には 鋭い棘が多い ので、捌く時に手を怪我しないように十分注意して作業してください。

次に魚の生臭さを取り除くためにカサゴを 霜降り します。
魚の霜降りのやり方( 方法 )は、カサゴをボウルに入れてその中にたっぷりの熱湯を注ぎ 20〜30秒 放置してから熱湯をすべて捨てて冷たい水で冷やします。
その後、取り残した鱗や表面の白いヌメリを水道水で洗い流します。
魚の味噌汁や煮付けを作る時に上記の下処理をしておけば、霜降りの効果で魚料理の不快に感じる生臭さが軽減されます。
表面に塩をふって 20〜30分 放置してからキッチンペーパーで水気を拭き取ったり、魚焼きグリルで一度焼いてから調理しても生臭さは軽減されます。

下処理が完了したカサゴを鍋に入れて、弱火〜中火でよく煮込みだしを取ります。
強火でガンガン沸騰させると... カサゴの身が煮崩れしてしまう ので、調理する時の火加減には注意してください。
カサゴから出ただしを味見してみて「 ちょっとダシが足りないかな? 」と思ったら、昆布だしや鰹だしを適量加えて調整してください。

豆腐・ネギ・ワカメ など、自分好みの味噌汁の具を加えて更に煮込み、最後に味噌で味付けして仕上げれば カサゴの味噌汁 の完成です。

寒い冬の釣りを終えて家に帰って来てから、釣ったカサゴで夕食の味噌汁を作って飲んで体もポカポカに温まりました

魚のお刺身を作った時に残る 魚のあら などで味噌汁( あら汁 )を作って食べても美味しいですよ

魚のあら汁の作り方も同じなので、食べたい方はぜひお試しください。

残ったカサゴの味噌汁の中に 洗った白いご飯 と 溶き卵 を入れて 雑炊 にして食べても美味しいので、食べてみたい方はどうぞ

上の写真は、残ったカサゴの味噌汁で作った〆の雑炊で、味噌汁と雑炊2種類のメニューが楽しめる美味しい魚料理になります。
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2. カサゴの煮付けの作り方
◆ 材 料( 25cm 程度のカサゴ1尾で作る時の分量の目安 )
・ カサゴ
・ 醤油 大さじ 2
・ 砂糖 大さじ 2
・ 味醂 大さじ 2
・ 酒 50cc
・ 水 50cc
・ 生姜 少々
調理する魚の量に合わせて、使用する調味料の分量も適宜増減してください。
まず最初に出刃包丁を使用してカサゴを捌いて 鱗・内臓・鰓 を綺麗に取り除き、味噌汁を作る時に行った魚の生臭さを取る下処理の霜降りをします。
次に煮魚料理で使用する調味料の 醤油・砂糖・味醂・酒・水 を混ぜ合わせて煮汁を作ります。
味の好みにより、砂糖の使用量を増減して煮汁の甘さを調整してください。

鍋の中に 調整した煮汁・下処理したカサゴ・生姜スライス を入れて、煮汁が焦げ付かないように注意しながら弱火〜中火で煮れば カサゴの煮付け の完成です。
魚に火が通り、煮汁が適度に煮詰まれば OK です。
鍋で煮付けを作る時にアルミホイルを魚の上に被せて落とし蓋をすると、火の通りも良くなり調理時間も短縮できます。

程良く脂も乗り、身もフワフワで美味しい煮魚に仕上がりました

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上記で紹介した魚の煮付けの作り方は、カサゴ以外の魚でも同じように調理することができるので、自分が好きな「 食べたい

サバ・ブリ・カワハギ・メバル・真鯛・金目鯛 などの魚の煮付けや魚のあらを有効利用して作る あら煮 もオススメです

私のように海で魚釣りをやる方なら、釣ったチヌ( クロダイ )やグレ( メジナ )などの釣魚を使用して作る煮付け料理も美味しいです。