2015年02月16日
チヌ( クロダイ )のフカセ釣り「 マキエの作り方と配合のレシピ集 」
チヌ( クロダイ )のフカセ釣りに必要不可欠なマキエ( コマセ )の作り方と配合方法やブレンドパターンのレシピをまとめました。
初心者さん向けのシンプルなマキエの作り方から、春夏秋冬の季節や釣り場の状況に応じて使い分ける配合のブレンドパターンまで幅広く紹介します。
紹介したマキエの配合レシピがフカセ釣り釣行時の参考になれば幸いです。
◆ チヌ( クロダイ )のフカセ釣り マキエ( コマセ )の作り方
フカセ釣りで使用するマキエの作り方の手順を説明するので、初心者さんは釣り場でマキエを作る時の参考にしてください。
フカセ釣りで使用するマキエを作る時は、上の写真のようなマキエを入れる釣り用品のバッカン( 36cm や 40cm )を準備します。
フタ付きのバッカンなら、釣り場で突然の雨に降られた時もフタを閉めて対応できるので、マキエが雨に濡れてダメになってしまうのを防止できます。
写真のバッカンは、管理人がフカセ釣りで使用しているダイワのプロバイザースーパーバッカン FH36 EVO.7 です。
ちなみに、今回の写真撮影のために綺麗に洗って掃除しました( 笑 )
マキエを入れるバッカンのサイズの選び方は、防波堤( 波止 )釣りがメインになる場合は、36cmがあれば1日楽しめる分のマキエが入ります。
沖磯釣行がメインの場合は、一回り大きいサイズの40cmのバッカンがあると、1日楽しめる分のマキエがたっぷり入ります。
最寄りの釣具店にない場合は、下記のネット通販でも取り扱っています。
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〜 マキエ( コマセ )の作り方の手順 3ステップ 〜
STEP 1. オキアミを適度な大きさにカットする
半解凍または解凍したオキアミをバッカンの中に入れて、コマセミキサーやスコップなどを使用してほぐし、適度な大きさにカットします。
STEP 2. オキアミと配合餌を混ぜ合わせる
適度な大きさにカットしたオキアミの中に、チヌのフカセ釣りで使用する専用の配合餌を加えて、軽く混ぜ合わせます。
STEP 3. 海水を加えてオキアミと配合餌を混ぜ合わせる
最後に適量の海水を加えて、オキアミと配合餌をムラなくよく混ぜ合わせて仕上げれば、フカセ釣りのマキエの完成です。
ちなみに、グレ( メジナ )のフカセ釣りのマキエの作り方も、配合餌の種類をグレ用に変えるだけで、上記と同様の手順で作ることができます
次は、チヌ( クロダイ )のフカセ釣り用のマキエ( オキアミと市販の配合餌 )の配合レシピと、マキエの性能を変化させるブレンドパターンを紹介します。
フカセ釣りのマキエは、オキアミと釣り餌メーカーのマルキュー( MARUKYU )やヒロキュー( HIROKYU )の市販の配合餌と集魚剤を混ぜて作ります。
◆ オキアミと配合餌で作るマキエの配合レシピと集魚剤のブレンドパターン
レシピ No.1
⇒ オキアミ 1枚( 3kg )+ 爆寄せチヌ 1袋( 3.5kg )+ 海水
配合餌の名前に「 爆寄せ 」と付くだけあって、オキアミと混ぜるだけで集魚力が非常に高いトップクラスのマキエに仕上がります。
簡単に作れて他の集魚剤をブレンドしなくても十分使えるので、季節を問わずオールシーズン使える初心者さんにもおすすめのマキエです。
集魚力に特化した配合餌なので、活性が低くて喰い渋る冬場の寒チヌや春のノッコミチヌを攻略するフカセ釣りでも効果を発揮します。
集魚力を底上げしたい場合は...
上の生さなぎとコーンが入ったニュー活さなぎミンチ激荒を解凍して、2/3袋マキエの中に配合します。
残り1/3袋のサナギとコーンは、サシエとして使用します。
レシピ No.2
⇒ オキアミ 1枚( 3kg )+ チヌパワーV10 白チヌ 1袋( 3.5kg )+ 海水
チヌのフカセ釣りに使用する配合餌のベースカラーは、茶色系のラインナップが非常に多いですが、チヌパワーV10白チヌは、白いマキエに仕上がります。
集魚力も高めに設定されているので、オールシーズン使えて撒くと海中で白く濁り視覚効果も高いので、釣り場で潮の流れを読みやすいのも特徴です。
特に海水が澄んでいる時は、白い濁りの煙幕が海中に拡散して、視認性も抜群です。
摂餌力を高めて喰い渋るチヌを攻略したい時は...
上のフェロモン系特殊誘引剤「 ウルトラバイト・アルファ 」が配合されているチヌパワーV10白チヌスペシャルをマキエに配合すると、摂餌効果が更にアップして喰い渋り対策になります。
配合量は、1/2袋〜1袋が目安です。
レシピ No.3
⇒ オキアミ 1枚( 3kg )+ チヌパワームギ 1袋( 3.5kg )+ 海水
名前に「 ムギ 」が付いているので、チヌの好物となる大粒のムギが大量に配合されていて、魚へのアピール力の強さが特徴の配合餌です。
オキアミと混ぜるだけで、集魚力や摂餌力も高く遠投性にも優れたトータルバランスが良いオールシーズン使えるマキエに仕上がります。
上のニュー活さなぎミンチ激荒をブレンドすると、集魚力の強化と同時に海中で黄色く目立つコーンのアピール力もプラスされます。
2/3袋マキエにブ配合して、残り1/3袋はサシエとして使用します。
レシピ No.4
⇒ オキアミ 1枚( 3kg )+ チヌパワーV9 遠投 2袋( 3kg )+ 海水
チヌのフカセ釣りで近距離から沖目のポイントまで狙えて拡散性も高く、広範囲のポイントを攻めることが可能になる遠投性を備えたマキエに仕上がります。
この配合餌は、他の種類のマキエに1/2袋〜1袋を配合する使い方も可能で、マキエの遠投性をアップさせる効果があります。
特に夏から秋にかけてエサ取りの活性が高い時期は、手前でエサ取りの魚を分離して沖の本命ポイントを攻めることも多くなるので、準備しておくと釣況に応じて釣り場ですぐに対応できるので重宝します。
遠投性を落とさずに集魚力をアップさせたい場合は...
上のチヌパワーを1/2袋〜1袋マキエに配合すると、使用しているマキエの集魚力がアップして、遠投性も更に強化されます。
レシピ No.5
⇒ オキアミ 1枚( 3kg )+ チヌの宿 1袋( 3kg )+ 海水
オキアミと混ぜて使用すると、海に撒いた時に海中で強烈な濁りの煙幕を発生させながら沈下するマキエに仕上がります。
ムギ・コーン・カキガラ などの集魚成分がヒラヒラと沈下しながら視覚にアピールすると同時に、濁りを好むチヌの習性も利用した配合餌です。
匂いに敏感なチヌの嗅覚にもアピールしたい場合は...
上のチヌスパイスを1/2袋〜1袋マキエに配合すると、集魚剤の有効成分のニンニクやセンキュウなどのスパイスが刺激となり、集魚力や魚の活性を更に高めます。
レシピ No.6
⇒ オキアミ 1枚( 3kg )+ メガミックスチヌ 1袋( 2.2kg )+ 海水
海水温が低く魚の活性も低い冬場の寒チヌや春先のノッコミチヌ攻略には、特におすすめの集魚力や摂餌力が極めて高いマキエに仕上がります。
チヌ用の配合餌の種類は豊富にありますが、中でもメガミックスチヌは、フェロモン系特殊誘引剤「 ウルトラバイト・アルファ 」が配合されているので、最強の集魚力と摂餌力を誇る集魚剤です。
魚が喰い渋った時、他のマキエに1/2袋〜1袋ちょい足し配合して活性を高め、摂餌効果を発揮させるような使い方も可能です。
パッケージがチャック袋になっているので、釣行時に喰い渋って困った時のお助けブレンド用アイテムとして常備しておく作戦も有効です。
レシピ No.7
⇒ オキアミ 1枚( 3kg )+ チヌグルメ 2袋( 4.4kg )+ 海水
夏から秋にかけてエサ取りの魚の活性が非常に高く、マキエが大量に必要となる季節におすすめの低コストでマキエが作れる配合餌です。
基本集魚力も高過ぎず低過ぎずの無難な設定になっていて、オキアミと混ぜるだけで防波堤( 波止 )や磯などあらゆるフィールドでオールラウンドに使えます。
エサ取りの魚が異常に多い時は、チヌグルメ1袋と同量の米糠をマキエに配合して増量させる方法も有効になります。
レシピ No.8
⇒ オキアミ 1枚( 3kg )+ チヌベスト 1袋( 3.2kg )+ 海水
チヌベストは集魚力が低めに抑えられているので、魚の活性が高い季節の夏から秋におすすめのマキエのベース配合餌です。
マキエの中に集魚剤をブレンドしてアレンジしたり、性能を変えることも可能です。
集魚力や遠投性などをプラスしたい場合は...
チヌパワーを1/2袋〜1袋マキエに配合したり
チヌパワーV9遠投を1/2袋〜1袋マキエに配合して混ぜ合わせると、チヌベストベースのマキエに集魚力と遠投性がアップします。
レシピ No.9
⇒ オキアミ 1枚( 3kg )+ フリースタイル 1袋( 2.2kg )+ 海水
フカセ釣りで狙える魚なら魚種を選ばず使える万能な配合餌で、オキアミと混ぜてチヌやグレどっちも狙いたい時におすすめのマキエに仕上がります。
海で気軽にウキ釣りやフカセ釣りを楽しみたい初心者さんにもおすすめです。
集魚力やアピール力を高めたい場合は...
大粒のムギとコーンが含まれたムギコーンを1袋マキエに配合すると、集魚力やアピール力が強化されて摂餌性もアップします。
レシピ No.10
⇒ オキアミ 1枚( 3kg )+ オールラウンド365 2袋( 3.3kg )+ 海水
読んで字の如くオキアミと混ぜるだけで、防波堤( 波止 )から磯に至るまでオールラウンドで活躍するマキエに仕上がります。
フリースタイルと同様に、フカセ釣りで魚種を問わず楽しみたい方や初心者さんにもおすすめの簡単に作れる配合餌です。
チヌ( クロダイ )のフカセ釣りで使用する配合餌や集魚剤とマキエ( コマセ )の作り方や配合レシピの紹介は以上です。
配合餌や集魚剤のみのマキエ( コマセ )の作り方については...
⇒ チヌ( クロダイ )のフカセ釣り「 配合餌や集魚剤のみの撒き餌作り 」
上記の記事で紹介しています。
今回紹介した配合餌や集魚剤は、大手ネット通販のショッピングモールに出店している釣りエサ専門店でも取り扱っているので、価格調査や購入にお役立てください。
⇒ 配合餌( 集魚剤 )の詳細はこちら
⇒ 配合餌( 集魚剤 )の詳細はこちら
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海水温が低くてチヌが喰い渋る冬や大物の期待が高まるノッコミの春、魚の活性が高くなる夏から秋の季節など、釣り場の状況やその日の気分などに合わせてマキエの配合を工夫して、ターゲットのチヌを攻略してください。
紹介したフカセ釣りのマキエの種類や配合レシピと性能を変化させるブレンドパターンが皆様の楽しい釣りに役立てば幸いです。
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posted by Nao☆ at 18:29
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