チヌ( クロダイ )釣りを問わず、魚釣りには欠かせない必須の釣り具となるオモリの号数( サイズ )と重量( グラム )について説明します。

一言で釣り具のオモリと言っても様々な種類がありますが、その中で皆様が釣行時に一度は使用したことがあると思われる
・ ナス型オモリ
・ 中通しオモリ
・ ガン玉
・ 割ビシ
上記の知名度が高く使用頻度が多い4種類のオモリを例に説明します。
オモリ( シンカー )の号数と重さの規格については、意外と知らない方も多く少々マニアックな話になりますが、釣り具の豆知識として参考になれば幸いです。
◆ 目 次
1. ナス型オモリや中通しオモリの号数と重量
2. ガン玉の号数と重量
3. 割ビシの号数と重量
1. ナス型オモリや中通しオモリの号数と重量

ナス型オモリは、主に防波堤( 波止 )から アジ・サバ・イワシ などの小型回遊魚の青物を狙うサビキ釣り仕掛けと、シロギスを狙う投げ釣り仕掛けやカワハギを狙う胴突き仕掛けなどを自作する時に使用します。
ナス型オモリの使い方と仕掛け図( 作り方 )の例

中通しオモリは、主にカサゴ( ガシラやアラカブ )などの根魚を狙うブッコミ仕掛けやテトラポットの穴釣り仕掛け、ウキ釣りのウキ浮力調整用のオモリとしての使い方もあります。
中通しオモリの使い方と仕掛け図( 作り方 )の例

オモリの号数( サイズ )/ 重量( グラム )の目安

上記のオモリ換算表から分かるように、オモリの号数が1アップするごとに+3.75gずつ重くなっていきます。
オモリの号数 × 3.75g と覚えておくと、掛け算するだけで使用するオモリの重量の目安が分かります

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2. ガン玉の号数と重量

上の写真のガン玉は、別名「 ジンタン 」とも呼ばれていて、チヌ( クロダイ )やグレ( メジナ )のフカセ釣りには欠かせないオモリです。
ガン玉の号数( サイズ )/ 重量( グラム )の目安

上記のガン玉の換算表より、最も小さくて軽い 0.06g の 8G から最も大きくて重い 2.25g の 6B まで、釣況に応じて使い分けができるようにサイズ展開しています。
フカセ釣りで仕掛けの馴染みが悪い時の対処法として、ハリスの中央に 5G 程度のガン玉を1個打つだけでも仕掛けの入り方が変わります。
ガン玉の使い方( 打ち方 )の例

ガン玉の使い方( 打ち方 )は、上の図のようにライン( 道糸 )やハリスに直接打ってウキの浮力を微調整したり、仕掛けを海中に馴染ませるために使用します。
フカセ釣りで厄介な二枚潮の対処法や対策法として、ハリスにガン玉を打ち上層の潮の流れを突破させて、下層の潮の流れの中に素早くサシエを届けたりする時に有効なチヌやグレのフカセ釣りでは使用頻度も高いオモリになります。
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3. 割ビシの号数と重量

上の写真は、割ビシや割シズと呼ばれるカミツブシオモリです。
同じ使い方をするオモリでは、ガン玉( ジンタン )の方がウエイトの幅も広く圧倒的に有名なので、割ビシを使用している方は少ないような気もしますが...。
割ビシの号数( サイズ )/ 重量( グラム )の目安

ガン玉の G4 に相当する 極小 から G3 相当の 小小 そして、特大サイズの割ビシまでラインナップしています。
割ビシの使い方は、ガン玉とほぼ同じですが、アジングやメバリングとロックフィッシュなどのルアーフィッシング( ソルトライトゲーム )をやる方は、ジグフックに割ビシを取り付けて自作のジグヘッドを製作することも可能です。
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ちなみに、今回紹介した ナス型オモリ・中通しオモリ・ガン玉・割ビシ は、各釣り具・釣り用品メーカーによって、オモリの重さが規格の数値通りぴったりという訳ではなく、重量が多少異なっています。
【 関連記事 】

⇒ チヌ( クロダイ )のフカセ釣り「 ガン玉の使い方と打ち方や付け方 」

⇒ チヌ( クロダイ )のフカセ釣り「 釣り場に対応した仕掛けの作り方 」