2015年03月14日
チヌ( クロダイ )のフカセ釣りや紀州釣りに必要なラインの結び方
チヌ( クロダイ )のフカセ釣りや紀州釣りを始め、餌釣りの仕掛けを自作する時やルアーフィッシングでラインシステムを構築する時に必要不可欠なライン
⇒ 道糸・ハリス・PEライン・ショックリーダー など
上記の釣り糸を結ぶための技術となるラインの結び方について説明します。
今回紹介するラインの結び方は、魚を釣るための様々な釣法に対応していて、初心者さんにとっても習得しておきたい重要な結びの技術になります。
釣行時に役立てば幸いです。
それでは、フカセ釣りや紀州釣りなどの餌釣りの仕掛け作りやルアーフィッシングでラインシステムを構築する時に最低限これだけは覚えておきたい結びの名称とラインの結び方を紹介します。
難易度と結束強度のバランスに優れたおすすめのラインの結び方をピックアップしたので、図を参考に結び方を練習して実釣でお役立てください。
1. ダブルクリンチノットの結び方
道糸( ナイロンライン )やフロロカーボンハリスをヨリモドシ( サルカン )などと結束するためのダブルクリンチノットです。
金具の輪の中にラインを2回通してから3〜5回巻きつけて締めこむ結び方なので、クリンチノットの結束強度を更に高めた強化版になります。
シーバスやソルトライトゲームなどのルアーフィッシングで主に使用するPEラインにも対応している結びです。
2. 外掛け結びの結び方
ナイロンやフロロカーボンのハリスと針を結ぶための外掛け結びです。
チヌ( クロダイ )やグレ( メジナ )のフカセ釣りや紀州釣りなどの餌釣りには欠かせない必須の結びになります。
外掛け結びは、簡単に結べて強度も高いので、餌釣りをやる方は必ず習得しておきたい針とハリスの結び方です。
ハリスを針の軸に5〜8回巻きつけてからしっかりと締めこみます。
上記で紹介したダブルクリンチノットや外掛け結びをマスターしておけば、ラインの直結を必要としない魚釣りの仕掛けは作れます。
次は、道糸とハリスやPEラインとショックリーダーなどのラインとラインを直結するための結び方を紹介します。
3. フィッシャーマンズノット( 電車結び )の結び方
フカセ釣りの仕掛けを作る時に道糸とハリスを直結したり、ルアーフィッシングでPEラインとショックリーダーを直結してラインシステムを構築する時の結び方です。
PEラインとリーダーを直結で結ぶ場合は、ショックリーダーより多く15〜20回ぐらい巻きつけてから締めこむと結束強度も安定します。
4. ストロングノットの結び方
フカセ釣りシーンで簡単にラインの直結ができて、読んで字の如く結束強度も高いトーナメント結びとも呼ばれるストロングノットです。
結束強度を最大限に発揮させるためには、少々慣れが必要な結び方です。
◆ 上手く結ぶコツと注意点
道糸とハリスをお互いに巻いたら、図の矢印の方向に一定のテンションを掛けて引っ張り、最後にメインラインの A と B をゆっくり引っ張って締めこみます。
ラインの号数( 太さ )の差が極端に大きいと 結束強度が落ちる ので、道糸とハリスの号数差は0.5号の範囲内で直結してください。
◆ ストロングノットで直結するラインの例
・ 道糸 1.5号 + ハリス 1.0 / 1.2 / 1.5号
・ 道糸 1.7号 + ハリス 1.2 / 1.5 / 1.7号
・ 道糸 2.0号 + ハリス 1.5 / 1.7 / 2.0号
上記のような号数差が少ないラインの組み合わせで直結します。
5. ラインを結ぶ時の重要なポイント
上の写真の結び ⇒ ストロングノット
各ノットでラインを結んで最後にキツく締めこむ時は、必ずラインを唾などで湿らせてから ゆっくり締めこむようにしてください。
ラインを湿らせないと、締めこむ時に発生する摩擦熱でラインが傷み結束強度が極端に低下する恐れがあります。
パーマをかけたように摩擦でラインがチリチリになってしまった時は、面倒ですがもう一度しっかり結び直してください。
PEラインとショックリーダーを直結する時は、引っ張って締めつけて強度を確かめる時に怪我をしないように手袋を着用して作業してください。
今回紹介したラインの結び方を一通り覚えてマスターしておけば、餌釣りからルアー釣りまでオールラウンドに対応することが可能となります。
結びの技術を習得して実釣でお役立てください。
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posted by Nao☆ at 15:28
| チヌ釣りの基礎知識