アウトドアの魚釣りで釣り具のリールのスプールに巻いたり、ハリスやショックリーダーとして使用している釣り糸( ライン )についてお話しします。

釣り糸の種類には、ナイロン・フロロカーボン・ポリエチレン( PE )などの素材で作られたラインがあります。
今回は、それぞれのラインの特徴や 号数・ポンド( lb )・強度・太さ( 直径 )などについて、種類ごとの規格や換算方法を説明します。
ラインのマメ知識として参考になれば幸いです。
◆ 釣り糸( ライン )の種類と特徴
1. ナイロンライン( ポリアミドモノフィラメント )

ナイロンラインは、柔らかくてしなやかなので扱いやすく、適度な伸縮性で急激なショックを吸収することもできるので、あらゆる釣法に対応可能な最も使用頻度が高いスタンダードなラインです。
主にスピニングリールのスプールに巻く道糸として使用します。
2. フロロカーボンライン( ポリフッ化ビニリデンモノフィラメント )

フロロカーボンのラインは、ナイロンのラインよりもやや伸びが少なく表面が硬く傷つきにくい素材なので、耐摩耗性と耐久性に優れています。
無色透明で水の屈折率( 1.33 )に近く水中でラインが見えにくく強度も高いため、主に餌釣りのハリスやルアー釣りのショックリーダーなどに使用します。
3. PEライン( ポリエチレンマルチフィラメント )

ナイロン製のラインと比較すると、同じ号数でも直径が太く直線上の引っ張り強度が約2.5〜3倍を誇り、伸縮性もほとんどないため、魚からのアタリがダイレクトに手元に伝わる高い感度と耐久性も兼ね備えたラインです。
主にルアーフィッシングなどでリールのスプールに巻いて使用します。
ナイロンやフロロカーボンラインのようなモノフィラメント( 単糸構造 )とは違い、極細糸を編み込んだマルチフィラメント( 複数糸構造 )になっています。
◆ 釣り糸( ライン )の基本的な選び方
防波堤( 波止・堤防 )などの身近な釣り場や渡船屋さんを利用して沖の磯などで行う餌釣りがメインの方は、ナイロンライン( 1.5号〜 )をリールのスプールに巻いておけば、オールラウンドに活躍して様々な魚種に対応できます。
シーバス( スズキ )やソルトライトゲーム( アジング・メバリング・ロックフィッシュゲーム )などのルアーフィッシングがメインの方は、PEライン( 0.6号〜 )をリールのスプールに巻いて使用します。
また、チヌ( クロダイ )のフカセ釣りなどでリールのスプールにPEラインを巻いて使用することも可能です。
PEラインのメリットとデメリットについては...

⇒ チヌ( クロダイ )のフカセ釣り「 PEラインのメリットとデメリット 」
上記の記事で紹介しています。
ハリスやショックリーダーは、水中で魚から見えにくく根ズレなどの摩擦に強い各号数のフロロカーボンラインを対象魚に合わせて使用します。
◆ 釣り糸( ライン )の号数とポンド( lb )換算表
餌釣りしかやらない方、ルアー釣りしかやらない方、両方ともやる二刀流スタイルの方の中にも、釣り糸の号数とポンドの規格表示で混乱する方もいると思います。
・ 餌釣り ⇒ ○号
・ ルアーフィッシング ⇒ ○lb( ポンド )
釣りのジャンルによってラインの単位表示方法が異なる釣り具もあります。
号数・ポンド・強度 の関係を下の換算表にまとめたので、よろしければそれぞれのラインを比較する時の参考にしてください。

ナイロン・フロロカーボンラインの標準直径( 太さ mm )
・ 1.0号 ⇒ 0.17mm
・ 1.5号 ⇒ 0.21mm
・ 2.0号 ⇒ 0.24mm

PEラインの標準直径( 太さ mm )
・ 1.0号 ⇒ 0.26mm
・ 1.5号 ⇒ 0.31mm
・ 2.0号 ⇒ 0.33mm
釣り糸の換算表より、ナイロンやフロロカーボンのラインは...
⇒ 号数 × 4 = ポンド( lb )
そして、PEラインは...
⇒ 号数 × 10 = ポンド( lb )
上記のように計算できます。
釣り具・釣り用品メーカーによってラインの号数による直径( mm )やラインの強度( kg )に多少の違いがあるため換算表は標準的な数値の目安になります。
様々な釣法に対応できる釣り糸( ライン )の基本的な結び方については...

⇒ チヌ( クロダイ )のフカセ釣りや紀州釣りに必要なラインの結び方
上記の記事で紹介しているのでよろしければ参考にしてください。
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