チヌ( クロダイ )のフカセ釣りで、春・夏・秋 にかけて必須となるエサ取りの魚をかわすための魚種別の対策法と対処法について説明します。
ちなみに、グレ( メジナ )にも対応しています。

上の写真は、エサ取りのコッパグレとスズメダイの群れ...。
釣果にも影響する重要なテクニックになるので、マキエ( コマセ )を使用するフカセ釣りの実釣でぜひ活用してください。
それでは、早速エサ取りの魚をかわすコツを説明します。
最終更新日:2018年11月23日
チヌ( クロダイ )釣りにおけるエサ取り対策法( 対処法 )には、主に下記で紹介する3つの方法があります。
フカセ釣りの場合、上記で紹介した マキエワーク と サシエの工夫 2つの回避テクニックを利用してエサ取り対策をしていきますが...
紀州釣りのエサ取り対策の要素をプラスした チヌパワーくわせダンゴ釣法 と複合させるフカセ釣りもおすすめです。
チヌパワーくわせダンゴ釣法の詳細については...

⇒ チヌ( クロダイ )のフカセ釣り「 チヌパワーくわせダンゴ釣法解説 」
上記の記事で紹介しています。
それでは、エサ取りの魚の種類によって習性も違い回避する方法も異なるので、魚の行動パターンに合わせて魚種別に対処方法を説明していきます。
◆ 動きが 遅い・普通・速い 〜 魚種別エサ取り対策法( 対処法 )〜

上の写真は、エサ取りの魚の中でも定番中の定番と言えるネンブツダイ( 左 )とクロホシイシモチ( 右 )です。
私は「 金魚 」と呼んでいますが( 笑 )
大群で群れているため、釣り場でネンブツダイやクロホシイシモチばかりが釣れてモチベーションが下がり、イラッ
上記の魚たちは 動きが遅い ので...

上のイメージ図のように手前に大量のマキエを打ちエサ取りの魚をおびき寄せて、仕掛けを投入する 本命ポイントと分離して対処 すればかわすことができます。
◆ マキエの投入量( 比率 )
エサ取りポイント:本命ポイント ⇒ 7:3 ぐらいが目安です。
ちなみに、ネンブツダイとクロホシイシモチの違い( 簡単な見分け方 )は...

頭の部分に黒い点( 星 )があるのがクロホシイシモチの特徴で、魚体に長く伸びる一本の黒い横筋が入っているのがネンブツダイです。
美味しい食べ方は、唐揚げなどの揚げ物の料理になりますが、家に持ち帰って調理して食べる方は少ないような...。
チヌ( クロダイ )のフカセ釣りシーンでは、エサ取りの外道となるネンブツダイやクロホシイシモチの食べ方( 料理レシピ )については...

⇒ 釣り外道の魚料理レシピ「 ネンブツダイやクロホシイシモチの食べ方 」
上記の記事で紹介しているので、よろしければご覧ください。
チヌ( クロダイ )のフカセ釣りで次に厄介となるエサ取りが...

キタマクラ・アカメフグ・クサフグ・ショウサイフグ・ヒガンフグ などのフグ系の魚や カワハギ・ウマヅラハギ などのハギ系の魚です。
ちなみに、上の写真はクサフグです。
歯が鋭いので、釣り場で針を何本も飲まれてフグに献上してしまった...。
上記のような苦い経験をした方もいるのではないでしょうか?
フグ系やハギ系の魚は、ネンブツダイなどと同様に 動きが遅い ので、マキエワークで分離してエサ取り対策することができます。
歯が強く硬い餌も容赦なく齧るので、サシエのローテーションだけでは不十分です。
仕掛けを回収した時、針のチモト( 結び目 )付近のハリス部分に噛まれたような歯形が付いていた場合は、ポイントにフグやカワハギがいる証拠です。
厄介なフグの対策方法については...

⇒ チヌ( クロダイ )のフカセ釣り「 厄介なフグの対策方法 」
上記の記事で紹介しています。
動きが遅くも速くもない 動きが普通 のエサ取りの場合...

スズメダイ( オセン・アブッテカモ )やコッパグレ( メジナ )などの小さいサイズの魚もフカセ釣りでは外道のエサ取りとなります。
マキエワークで分離しつつ、サシエをコーンやさなぎなどの オキアミよりも硬い餌に変えて対処 すると、海中でスルーしてくれる可能性が高くなります。
フカセ釣りで青物が回遊して来た場合...

小サバや小アジなどの青物の回遊魚は 動きが早い ので、マキエワークで完全に分離して対策することが難しく、フカセ釣りでは非常に厄介なエサ取りになります。
特にオキアミメインで釣りを組み立てるグレ( メジナ )のフカセ釣りでは、青物が大量に湧くとお手上げ状態になってしまうことも...。
実際に経験した方も多いような!?
幸いにもチヌ( クロダイ )の場合は、餌のバリエーションが多彩なので、サシエのローテーションで対処 することができます。
マキエの オキアミによく反応する魚 なので、小サバや小アジが湧いた時のエサ取り対策は、オキアミ以外のサシエを使用して狙われにくくします。
サシエの中でも練り餌が特に有効です。
オキアミに強く反応するエサ取りの小サバや小アジなどをポイントに集め過ぎないように配合餌や集魚剤のみのマキエを作って使用する対策方法も有効です。
オキアミなしの配合餌や集魚剤のみの撒き餌の作り方については...

⇒ チヌ( クロダイ )のフカセ釣り「 配合餌や集魚剤のみの撒き餌作り 」
上記の記事で紹介しています。

上のイメージ図のようにマキエを遠投して、なるべく沖に小サバや小アジなどの動きが早い青物を集め、手前に動きが遅いエサ取りを集めます。
そして、手前と沖の中間に仕掛けを投入して本命のチヌを狙います。
◆マキエの投入量( 比率 )
手前のエサ取りポイント:本命ポイント:沖のエサ取りポイント
⇒ 4:2:4 ぐらいが目安です。
ベラ系の魚が釣れたら!?

チヌ( クロダイ )釣りでボトム( 海底 )付近のタナを狙っていると釣れてしまうエサ取りのホシササノハベラやキュウセン( ギザミ )です。
前向きな考え方に変えると...ベラ系の魚が釣れたということは、サシエがチヌのタナにしっかり届いているバロメーターになります。
ベラばかり釣れてしまう釣り場では、柔らかいサシエのオキアミや海中で目立つコーンは狙われやすいので、さなぎや練り餌などに変更して対処 します。
ちなみに、ササノハベラやキュウセンの食べ方( 料理 )は、身が柔らかいため一度魚焼きグリルなどで焼いてから煮付けると美味しいです。
エサ取りの魚が多い時期のフカセ釣りでは、マキエ( コマセ )はケチらず、エサ取り対策( 対処 )のために 大量に撒くぐらいの気持ち で臨んでください。
オキアミと配合餌を混ぜて作るマキエの配合レシピを工夫して、完成したマキエの中に米糠を 1〜2kg 追加で入れて総量を増やすことも可能です。
100% 完璧にエサ取りを回避することは至難の業ですが、より 100% に近づけることが腕の見せ所になり、釣果アップにも繋がります。
今回紹介したエサ取りの対策法や対処法が皆様の釣りに役立てば幸いです。
マキエ( コマセ )の打ち方( 撒き方 )やエサ取りの魚を分離するための具体的なマキエ( コマセ )ワークの手順は、下記の関連記事で紹介しています。
よろしければ、そちらの記事も一緒にご覧になり参考にしてください。
【 関連記事 】

⇒ チヌ( クロダイ )のフカセ釣り「 マキエの打ち方と同調テクニック 」

⇒ チヌ( クロダイ )のフカセ釣り「 マキエ( コマセ )ワークの手順 」



