今回の魚料理レシピは、魚を捌いてお刺身などに調理した時に残る魚のあらの部分の食べ方として、美味しいあら汁( 味噌汁 )の作り方を紹介します。

上の写真は、グレ( メジナ )のお刺身を作った時に残ったあらです。
下処理にひと手間かけ臭みを抜いて調理すれば、美味しい汁物料理のおかずに大変身するので、生ゴミとして 捨ててしまうのは勿体ない です。
チヌ( 黒鯛 )や真鯛などの魚のあらでも同様に作ることができるので、海で釣った時やスーパーや魚屋さんで購入した時はぜひ作ってみてください。
それでは、魚のあら汁( 味噌汁 )の作り方( レシピ )を説明します。
◆ 魚のあら汁( 味噌汁 )に使用する材料一覧
・ 魚のあら( 30cm 程度の グレのあら 3尾分 )
・ 和風だし( 昆布または鰹節 )
・ 味噌
・ あら汁に入れたいお好みの具( 豆腐・わかめ・根深ネギ など )
今回の記事では、3人分のあら汁を作っています。
◆ 魚のあらの下処理方法( 魚の臭みを取る方法 )

魚のあら汁( 味噌汁 )を作る時は、魚の生臭さを取るための 下処理が非常に重要 になり、魚の臭みを取り除く方法には...


上記の2つの下処理方法があります。
今回は、霜降りを行いグレ( メジナ )のあらの臭みを取ります。

魚のあらに沸騰させたお湯を直接かけて、約1分ぐらい熱湯に浸けます。
カメラのレンズが湯気で雲って撮影した写真が白っぽくなっています...。

お湯を切り、水道水でよく洗って冷ませば、下処理の霜降り作業は完了です。
霜降りなどの下処理をしないで直接あら汁を作ってしまうと、出来上がった時に生臭さが残ってしまい食べても美味しくないので、下処理は必ず済ませてください。
美味しい魚料理を作るためには、このひと手間が非常に大事です。
◆ 魚のあら汁( 味噌汁 )の作り方( 調理方法の手順 )

鍋の中に下処理を済ませた魚のあらと水を入れて中火から弱火で加熱します。
水の量の目安は、あら汁1人分あたり約 300〜400cc 程度です。
強火で勢い良く加熱して沸騰させると、身がボロボロに崩れてしまい完成した時の見た目も悪くなるので注意してください。

魚のあらを加熱している途中で汁の味見をして、魚のあらから出るだしが薄いと感じた場合は、昆布または鰹節を使用して追加のだしを取ります。
豆腐・わかめ・根深ネギ など、あら汁と一緒に食べたい味噌汁の具を追加する場合は、この時点で入れてください。

だしを取ったあら汁の中に適量の味噌を加えて溶かし、自分好みの塩分濃度に味を整えて仕上げれば、魚のあら汁( 味噌汁 )の完成です。
この時、味噌を使わずに塩だけで味を調えると、魚のあらの潮汁になります。

上の写真は、完成した グレ( メジナ )のあら汁( 味噌汁 )です。
お椀に盛り付けて、青ネギや三つ葉などの緑色をした薬味を上に添えると、見た目のバランスも良くなります。
生魚の骨などは、生ゴミとして捨ててしまうような部分ですが、少量の身が残っていて加熱すると骨からだしも出るので、有効利用することができます。
海で釣った新鮮な魚を捌いてお刺身で食べた時は、残った魚のあらを使用して美味しいあら汁も作ってみてください。
今回紹介した魚料理レシピが参考になれば幸いです。
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