チヌ( 黒鯛 )釣り入門 > チヌ釣りの道具「 円錐ウキと棒ウキのメリットとデメリットの比較 」
2015年06月03日

チヌ釣りの道具「 円錐ウキと棒ウキのメリットとデメリットの比較 」



チヌ( クロダイ )の ウキ釣り・フカセ釣り・紀州釣り などで、魚からのアタリを取ったり、仕掛けを潮流に乗せて流すための釣り具のウキについて...


「 チヌ ( 黒鯛 ) 釣り入門 」 0377


中通しタイプの円錐ウキと自立式や非自立式の棒ウキをお互いにそれぞれ比較した時の主なメリットやデメリットを紹介します。

※ 円錐ウキや棒ウキは、グレ( メジナ )釣りでも使用されています。

どちらのタイプのウキも一長一短ありますが、釣り場の天候と釣況や釣法に合わせて使い分けすることもできます。

釣り道具の基礎知識として参考になれば幸いです。



◆ 円錐ウキのメリットとデメリット


釣研 円錐ウキ 全遊動X どんぐり


円錐ウキとは、チヌ( クロダイ )や グレ( メジナ )のフカセ釣りで主に使用されている実釣で重要な役割を担う釣り具です。

見た目の形状により「 ドングリウキ 」や「 玉ウキ 」とも呼ばれています。


棒ウキと比較した時のメリットは...


仕掛けの操作性が抜群に良い

中通しタイプの円錐ウキは、道糸がウキの頭から出ているので...

・ 仕掛けを真っ直ぐに張る
・ 仕掛けを流すコースを修正する
・ 刺し餌を動かして魚に誘いをかける
・ 余計な糸フケを取り道糸の位置を修正する

上記のフカセ釣りに求められる基本操作が簡単で、棒ウキに比べ圧倒的にラインメンディングしやすいのが最大のメリットです。


波乗り( 潮乗り )が良く安定している

内湾の防波堤( 堤防や波止 )に比べ波や風が強くなる釣り場が多い沖磯からのフカセ釣り攻略では必須の釣り具と言えます。


使い方の工夫次第で風にも強くなる

円錐ウキの本体が小さく海面に出ているウキトップの面積も少ないので、使い方を工夫すれば風による影響を受けにくいです。

風が強めに吹いている時は、ガン玉( ジンタン )などのオモリを仕掛けに打ち足して沈め気味に使用するテクニックも風対策として有効になります。


棒ウキと比較した時のデメリットは...


遠投するとウキが見えにくい

棒ウキとは違い円錐ウキは、ウキトップが海面に少ししか出ないので、フカセ釣りの仕掛けを遠投して沖のポイントを攻める時は見えにくくなります。

飛距離が大きく釣り座が低いほど見えにくくなります。

円錐ウキが見えない時のアタリの取り方は、対処法として道糸の動き( 走り )や磯竿( グレ竿やチヌ竿 )の穂先を利用して見極めます。


仕掛けの落ち( 入り )が悪い

中通しタイプの円錐ウキは、道糸がウキの中を通るため接点( 抵抗 )が多くなり、軽い仕掛けほど落ちが悪くなります。

前向きに捉えると、仕掛けに適度な張りができている とも言えます。

安価な製品はデメリットが強く出る傾向にあります。



◆ 棒ウキのメリットとデメリット


釣研 棒ウキ 黒鳳U


チヌ( クロダイ )釣りや グレ( メジナ )釣りに使用する棒ウキには、自立式タイプと非自立式タイプ 2種類がラインナップしています。

海面に立つウキなので「 立ちウキ 」とも呼ばれています。


自立式タイプの棒ウキとは?

本体にオモリが内蔵されていて、仕掛けに中通しオモリやガン玉などのオモリを使用しなくても 自力で海面に立つ棒ウキ です。

軽い仕掛けから重い仕掛けまで幅広く対応できて重心が下にあるので、海面に浮いている時の立ち方も安定しています。


非自立式タイプの棒ウキとは?

本体が軽量なので、仕掛けの道糸やハリスに中通しオモリやガン玉などのオモリを使用して 浮力調整しないと海面に立たない棒ウキ です。

深ダナ攻略など、仕掛けにオモリを使用するウキ釣りに向いています。


円錐ウキと比較した時のメリットは...


高感度

細身の棒ウキは、魚が刺し餌を食べた時の海中への縦の引き込み抵抗が少なく、円錐ウキに比べ感度が高いのが最大のメリットです。

魚の様子が目に見えるようにダイレクトにウキに表現されるので、実釣で経験を積むとウキトップの目盛りで刺し餌の有無や食い込みを判断したり、エサ取りと本命のアタリを見極めることも可能です。

ウキ・ライン・穂先 3つの要素を利用して魚のアタリを取る円錐ウキに対し、棒ウキはウキの動きだけですべてのアタリが取れます。

チヌ( クロダイ )の ウキ釣り・フカセ釣り・紀州釣り の場合...

前アタリ からの 本アタリ などが分かり、視覚的に釣りを楽しめます。


視認性が抜群に良い

棒ウキはトップの部分が長いので、視認性が高く沖のポイントに仕掛けを遠投した時もウキが見やすいです。

私が釣り場でお会いした年配の方とウキについて会話をした時の話ですが...

ワシは目が悪いから、小さい円錐ウキより棒ウキの方が見やすくていい!

上記のように仰っている方もいます。


仕掛けの落ち( 入り )が良い

ウキスイベルを使用するので、道糸との接点( 抵抗 )が少なく、ポイントに投入した仕掛けがスムーズに落ちて海中に馴染みます。


円錐ウキと比較した時のデメリットは...


仕掛けの操作性が悪い

棒ウキの仕掛けは、ラインが水没して海中にあるウキスイベルの中を通るため、円錐ウキの仕掛けに比べ細かなラインメンディングがしにくくなります。

仕掛けの落ち( 入り )が良いのに対し、操作性では劣ります。


強い風や波に弱い

釣り場で風が強めに吹くとウキトップが風に煽られて傾いたり、波が高くうねりがあると左右に揺さぶられて立ち方が不安定になります。

円錐ウキの風対策のように沈め気味に使用する釣りには不向きで、悪天候の条件下だと高感度なメリットを活かせずアタリが取りにくくなります。

軽量な非自立式の棒ウキの方が風や波により受ける影響が大きくなります。



◆ 円錐ウキと棒ウキのおすすめ使い分け方法( 使い方 )


「 チヌ ( 黒鯛 ) 釣り入門 」 0378


風が強めに吹いていたり、波が高くうねりがある釣り場では...

円錐ウキの仕掛け


「 チヌ ( 黒鯛 ) 釣り入門 」 0379


風が弱く波も穏やかな凪いでいる釣り場では...

円錐ウキまたは棒ウキの仕掛け


上記のように、防波堤( 堤防・波止 )や磯などの釣り場の気象条件や釣況に合わせて仕掛けに使用するウキを使い分けすることもできます。

以上が釣り具の円錐ウキと棒ウキを比較した時の主なメリットとデメリットです。



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posted by Nao☆ at 16:49 | 釣り具・釣り用品