当ブログでは、チヌ( クロダイ )のフカセ釣りや紀州釣り( ウキ釣りも含む )の円錐ウキや棒ウキの仕掛けの作り方について図解を用いて解説していますが...

今回は、防波堤( 堤防・波止 )や磯の釣り場に到着してから仕掛けを作る時に必要となる釣り具の小物類の



上記の使い方で、誰でも簡単に実行できるテクニックの小技やコツを紹介します。
よろしければ実釣でお役立てください。
まず最初に、チヌ( クロダイ )のフカセ釣りの半遊動の仕掛けと紀州釣りやウキ釣りの仕掛けを作る時に使用するウキ止め糸の使い方の小技やコツを紹介します。

ウキ止め糸の使い方と言えば、上の写真のように道糸に結んでから結び目の部分の余った糸をハサミでカットして完成ですが...
釣り中にウキ止め糸が緩み位置がズレてタナボケしてしまったり、新たに結び直しをした経験がある方も多いと思います。
そんな時は


上の写真のように結んだウキ止め糸の余った部分を 5〜10mm 程度残しておくと緩んでズレた時に 糸を指で摘んで締め直す ことができます。
ちなみに、管理人が使用しているおすすめのウキ止め糸は...

ネット通販のアマゾンで購入したマルフジの タナキーパー( Mサイズ ) です。
水を吸うと縮んで締め付ける特殊な素材を採用したウキ止め糸なので、釣り中もズレにくくウキを使用するフカセ釣りや紀州釣りで活躍しています。

⇒ タナキーパー の詳細はこちら
◆ ウキ止め糸の結び方

ウキ止め糸の結び方は、上の図解を参考にしてください。
次は、チヌ( クロダイ )の フカセ釣り・紀州釣り・ウキ釣り の仕掛けを作る時に使用するからまん棒の使い方( 付け方 )の小技やコツを紹介します。
からまん棒とは、釣り糸とウキが絡んでしまうライントラブルなどを防止する意味で必要な釣り具の小物( 仕掛け作りのパーツ )です。

上の写真が一般的な普通のからまん棒です。
具体的な使い方( 付け方 )は、仕掛けの道糸とハリスを直結またはヨリモドシ( サルカン )で結束している部分の少し上の位置の道糸側に取り付けます。
円錐ウキ仕掛けの場合は...
⇒ 結束部分の 10cm ぐらい上の道糸側
棒ウキ仕掛けの場合は...
⇒ 結束部分から棒ウキの全長 +10cm ぐらい上の道糸側
からまん棒を取り付ける位置の詳細は上記の通りで、1個付けておくだけでライントラブルが激減する効果があります。
チヌ( クロダイ )のフカセ釣りの道糸とハリスを直結している場合は、ウキがハリス側にズレ落ちてしまう仕掛けトラブルも防止できます。
また、根掛かりの対処をした時に万が一結束部分の道糸側でラインブレイクしても大事なウキをロストしてしまうリスクも回避できます。
グレ( メジナ )のフカセ釣りに多いパターンですが、タナ( 摂餌層 )が浅い時にからまん棒の動きで刺し餌を捕食したか見極めるアタリの取り方もできます。
「 からまん棒って使う必要ないのでは? 」と思われがちですが、上記のように使用する目的や意味があり、その効果は大きいです。
◆ からまん棒を自作する方法( 作り方 )

上の写真は、私が即興で自作したからまん棒です。
実は、作り方も簡単で...

上の写真のウキ止め用のゴム管と爪楊枝があれば、誰でも手軽に作れて釣り場で仕掛けを作る時に正規品のからまん棒の代用として役立ちます。
適度な長さにカットしたゴム管を道糸に通してから、折った爪楊枝を刺して動かないようにしっかりと固定すれば完成です。
フカセ釣り専用の物は ふかせからまん棒 とも呼ばれていて...

仕掛けにオモリを使用しない完全フカセの状態で釣りたい時は、上の写真のような表面積を大きくして潮受け機能を備えたからまん棒もおすすめです。
釣り具・釣り用品メーカーの釣研では、潮受けストッパー や 潜攻ストッパー などの名称で販売していて、釣具店やネット通販などで売られています。
海中の潮の流れを掴みフカセ釣りの仕掛けの入り方( 角度 )が改善して、ラインメンディングしながらの張り方次第で刺し餌を先行させやすくなりますが...
海中の上層と低層で潮の流れ方が異なる二枚潮の場合は、仕掛けや刺し餌がポイントから外れやすく逆効果になるデメリットも併せ持っています。
上記のように一長一短あるので、釣況により使い分けが必要です。

その他には、ガン玉( ジンタン )の代用としても使用できる上の写真のようなオモリ付きの ウエイトチェンジャー もラインナップしています。
これ1個で からまん棒・ガン玉・潮受け機能 の3つの役割を装備したフカセ釣りの仕掛け作りに使える便利なパーツです。
チヌ( クロダイ )のフカセ釣りの仕掛けに使用するフカセからまん棒の種類や機能と使い方の詳細については...

⇒ チヌ( クロダイ )釣り「 フカセからまん棒の種類や機能と使い方 」
上記の記事で図解付きで紹介しています。
最後に、チヌ( クロダイ )のフカセ釣りやウキ釣りの仕掛けを作る時に使用するオモリのガン玉の打ち方( 付け方 )の小技やコツを紹介します。
通常は釣り糸( ライン )の道糸やフロロカーボンハリスに直接ガン玉を打つ使い方が定番となりますが...

上の写真のように道糸とハリスを直結している結び目のハサミやラインカッターなどでカットしてしまう 余り糸の部分 にガン玉を打ちます。
上記の小技を使うと、ガン玉を打った時の圧力でメインラインの道糸を傷つけて仕掛けの強度が低下してしまうようなリスクも回避できます。
道糸の切り口の先端に軽くコブを作っておけば、アワセを入れた衝撃でガン玉が抜け落ちて無くなってしまう心配もなくなります。
道糸とハリスの結束にヨリモドシ( サルカン )を使用して仕掛けを作る場合も同様の方法で対応できます。
ハリスの中央部分などにガン玉を打つ時にラインを傷つけてしまいそうで心配な方におすすめの小技は...

少々手間は掛かりますが、上の写真のようにティッシュパーパーを小さく切ってハリスとガン玉の間に噛ませて打つ傷防止対策方法もあります。

ガン玉を打った後は、上の写真のように残ったティッシュペーパー部分を湿らせて手で千切ってしまえば完成です。
上記の一工夫を施しておけば、知らない間にハリスを傷つけて仕掛けの強度が低下してしまうリスクを軽減できます。
今回は、チヌ( クロダイ )の フカセ釣り・紀州釣り・ウキ釣り の仕掛けを作る時に使用する釣り具の小物類の使い方の小技やコツをいくつか紹介しました。
皆様の楽しい釣行に役立てば幸いです。
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