チヌ( 黒鯛 )釣り入門 > チヌ( クロダイ )の紀州釣り「 困った時の対処方法と釣り方のコツ 」
2015年11月07日

チヌ( クロダイ )の紀州釣り「 困った時の対処方法と釣り方のコツ 」



チヌ( クロダイ )の紀州釣り( ダンゴ釣り )の実釣中に釣況が変わり釣りにくくなって困った時の対処法や対策法と釣り方のコツを紹介します。


「 チヌ ( 黒鯛 ) 釣り入門 」 0631


防波堤( 堤防や波止 )などの釣り場から行う紀州釣りでは...

エサ取りの状況
潮の流れ方
風の強弱や風向き

上記の条件によって釣況が変化することも多々あります。

特に初心者( ビギナー )さんなどは、釣りにくい釣況に対してどう対応したらいいか分からない方もいると思うので、よろしければ参考にしてください。

それでは、各項目について順番に詳しく説明します。



1. エサ取りの状況


チヌ( クロダイ )の紀州釣りの実釣では、釣り始める時のタナの取り方( 設定 )は底トントンにすることをおすすめします。


「 チヌ ( 黒鯛 ) 釣り入門 」 0632


最初は上の海中イメージ図のような釣り方で様子を見れば、海底に着底したダンゴの周囲にいるエサ取りの状況が把握できます。

海底でダンゴが割れて棒ウキに魚のアタリが出ても刺し餌だけ取られてしまう時は、ポイントに本命以外のエサ取りが集まっていると判断します。

また、棒ウキに魚のアタリが出ずに刺し餌だけ取られてしまう時は、ポイントにカワハギがいる可能性が高いと判断できます。

上記のように棒ウキに再現される動きからも海中の様子が分かります。


チヌ( クロダイ )の紀州釣りの実釣中にエサ取りが多く着底したダンゴがすぐ割られてしまったり、刺し餌が一方的に取られてしまう釣況になって困った時は...

刺し餌の変更( ローテーション )
ダンゴの握り方( 握り加減 )の調節

上記の2つの方法を用いてエサ取りに対処( または、対策 )します。


◆ 刺し餌の変更( ローテーション )


エサ取りの状況を見ながら...


チヌ( クロダイ )釣り 紀州釣りの刺し餌( 付けエサ )


オキアミコーンサナギ練り餌 など

段階的にエサ取りに強い刺し餌を針に付けて変更( ローテーション )しながら対処していきます。

真冬の厳寒期以外の 春・夏・秋 の時期に行う紀州釣りでは、お手上げ状態にならないようにエサ取り対策として 数種類の刺し餌の準備が必要 です。

ポイントにカワハギが大量に湧いてしまった時は、エサ取りに強い練り餌を針に付けても取られてしまうことがあり通用しにくいですが...

練り餌で対処しながら根気よくダンゴを打ち返していると、ポイントの雰囲気が変わり刺し餌が残るようになることがあります。

上記のように釣況が急に好転した時は、本命のチヌ( クロダイ )がダンゴに近寄ったためエサ取りが散っている可能性が高いです。

そのような時は、時合いに突入するチャンスです!


マルキュー 練り餌


赤・白・黄 などの数種類のカラーの練り餌を用意しておくと、チヌ( クロダイ )の目先を変えたりするローテーションの幅も広がります。

更に 高集魚・アピール・食い渋り とあらゆるシーンに対応できます。

また、刺し餌の練り餌は自分で自作することも可能です。


  チヌ( クロダイ )釣り「 刺し餌の練り餌の作り方と自作方法レシピ 」.jpg
チヌ( クロダイ )釣り「 刺し餌の練り餌の作り方と自作方法レシピ 」


上記の記事で練り餌の作り方のレシピを詳しく紹介しているので、自作に挑戦してみたい方は参考にしてください。


紀州釣りのエサ取り対策の最終手段として、甲殻類の小さなカニを刺し餌として使用する方法も有効です。

カニは最寄りの釣具店などで生き餌として売られていたり、干潮時の地磯や海岸の潮だまり( タイドプール )に行き自力で入手することも可能です。

特に海水温が高くエサ取りが多い夏から秋の時期は、事前に購入したり採集して数匹準備しておくと 困った時の最後の切り札 になります。

カニと言えば、防波堤( 堤防や波止 )の際を狙う落とし込み釣り( ヘチ釣り )釣法の定番の刺し餌ですが、紀州釣りでも活躍します。


◆ ダンゴの握り方( 握り加減 )の調節


エサ取りが多く紀州釣りのダンゴが着底後すぐに割られてしまう時は、通常よりも強い力で ダンゴを握って締める ことで対処します。

釣り慣れたベテランさんの場合は、ポイントの状況を見ながら最適な力加減でダンゴを締めて割れるタイミング( 時間 )をコントロールできますが...

紀州釣りを始めて間もないビギナーさんにとっては、ダンゴを握る時の力加減の感覚をマスターするまでは調節するのが難しいと思います。


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ダンゴ材の一部にごく少量の海水を加えて混ぜて水分量が多いしっとりとしたタッチに修正してから握ることで 割られにくいダンゴ になります。

チヌ( クロダイ )の紀州釣りのダンゴの作り方と水分量の関係については...


  チヌ( クロダイ )の紀州釣り「 配合ダンゴの作り方と水分量の関係 」.jpg
チヌ( クロダイ )の紀州釣り「 配合ダンゴの作り方と水分量の関係 」


上記の記事で詳しく紹介しているので、よろしければそちらも参考にしてください。

エサ取りに割られにくくすることで、刺し餌を守りながらチヌ( クロダイ )がダンゴに近寄って来るまでの時間を稼ぎチャンスを作ることができます。


紀州釣りのダンゴの握り方( 握り加減 )を調節して割れるタイミング( 時間 )をテストして確かめてみたい方は...

海底を 5〜10cm 切る仕掛けのウキ下( タナ )設定にすると、棒ウキにダンゴの状態がしっかりと再現されるので、性能を正確に把握したい時におすすめです。



2. 潮の流れ方


チヌ( クロダイ )の紀州釣りの実釣中は、潮の流れが速くなればなるほど不利になって仕掛けが流されやすくなり釣りにくくなります。


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通常は底トントン設定で上の海中イメージ図のような釣り方になりますが、釣り場の釣況が変わり潮の流れが速くなると...


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上の海中イメージ図のように紀州釣りの仕掛けが潮の流れの影響を大きく受けてどんどん潮下に流されてしまいます。

海底でダンゴ割れた直後に刺し餌も一緒に流されてしまいポイントから外れダンゴの周囲にいる本命のチヌ( クロダイ )からも離れていってしまいます。

チヌ( クロダイ )の紀州釣りの実釣中に潮が流れる速度が速くなり困った時は...

ウキ下( タナ )を水深より深く設定する

上記の方法を用いて対処( または、対策 )します。


◆ ウキ下( タナ )を水深より深く設定する


潮の流れが速い時は、ウキ止め糸から針までの全長となるウキ下( タナ )をポイントの水深よりも更に深く設定します。

紀州釣りの仕掛けのハリス部分を海底に這わせるようにしてポイントから外れにくくする釣り方の 這わせ釣りに変更 して対処します。


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上の海中イメージ図のように紀州釣りの仕掛けが多少流されてしまっても刺し餌がポイントから外れにくくなります。

ポイントの水深 +1〜2 ヒロ( 約1.5〜3.0m )程度が目安です。

実釣中に様子を見ながら潮の流れが緩やかな時は 這わせ幅を小さく して、潮の流れが速くなった時は 這わせ幅を大きく 取って釣り場の潮流に対処します。

また、釣り場で風が強めに吹いていて棒ウキと一緒に仕掛けが流されやすい時も上記で紹介した這わせのテクニックを利用して対処できます。



3. 風の強弱や風向き


チヌ( クロダイ )の紀州釣りの実釣に最適な天気( 天候 )と言えば、風がなく穏やかな晴れや曇りの日ですが、釣り場の釣況は刻一刻と変化します。

特に風に関しては、ライン( 道糸 )が煽られてしまい棒ウキと一緒に仕掛けが流されるなどのデメリットが非常に大きく大敵となります。


チヌ( クロダイ )の紀州釣りの実釣中に右方向や左方向からの風が強めに吹いて釣りにくくなり困った時は...

ラインメンディング( ラインの管理と操作 )
釣り場の移動( 最終手段 )

上記の2つの方法を用いて対処( または、対策 )します。


◆ ラインメンディング( ラインの管理と操作 )


防波堤( 堤防や波止 )の釣り場で行う紀州釣りでは、釣り座の右方向や左方向から風が吹いてくることが多々あります。


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上の写真は、紀州釣りの実釣中に撮影したワンシーンで、風が弱く穏やかな状態で海が凪いでいるため釣りやすい釣況と言えますが...


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左方向からの風が強めに吹いてくると、上の写真のようにライン( 道糸 )が風に煽られ糸フケが大きく出ると同時に仕掛けも流されてしまいます。

上記のような釣況になり、困った時に行うラインメンディングの方法は...


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上のイメージ図のように風が吹いてくる左方向の風上に磯竿の穂先を向けて、道糸の糸フケが出にくくなるように対処します。

この時、磯竿を大きくあおらずに穂先を海面に近付けた状態で操作すると道糸が風により受ける抵抗も軽減されます。

右方向から風が吹いてくる時は、右側の風上に磯竿の穂先を向けて上記とは逆パターンの操作をすれば対処できます。

また、海面の潮が右方向や左方向に流れている時も上記で紹介したラインメンディングのテクニックを利用して対処できます。

ラインメンディングのやり方の更に詳細なテクニックについては...


  チヌ( クロダイ )のフカセ釣り「 必須のラインメンディング方法 」.jpg
チヌ( クロダイ )のフカセ釣り「 必須のラインメンディング方法 」


上記の記事で紹介しているので、よろしければそちらも参考にしてください。

チヌ( クロダイ )のフカセ釣りのラインメンディングのテクニックとして紹介していますが、基本となる道糸の操作は 紀州釣りにも必須 となります。


紀州釣りの実釣中に棒ウキが風に煽られてすぐに流されてしまう時は、ウキなしの仕掛けに変更する方法で対処することも可能です。

チヌ( クロダイ )の紀州釣りのウキなし仕掛けの作り方や具体的な釣り方のテクニックなどについては...


  チヌ( クロダイ )の紀州釣り「 ウキなしの仕掛けの作り方と釣り方 」.jpg
チヌ( クロダイ )の紀州釣り「 ウキなしの仕掛けの作り方と釣り方 」


上記の記事で詳しく紹介しています。


◆ 釣り場の移動( 最終手段 )


紀州釣りの実釣中に風が強い状態になり、ラインメンディングで全然対処できず釣りにならない時は、最終手段として風裏となる釣り場への移動をおすすめします。


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上の写真のように強い風がビュービュー吹いてしまった時は、お手上げ状態になり高波などの危険も伴います。

アウトドアの海釣りは、大自然を相手に楽しむ趣味なので、天気予報に反して悪天候となってしまうこともあります。

万が一の時のことを考えて、風裏となる場所を含めいくつかの釣り場の候補を探しておけば、続行困難になった時すぐに移動して対処できます。



チヌ( クロダイ )の紀州釣り( ダンゴ釣り )の実釣中に困った時の対処法や対策法と釣り方のコツについての説明は以上になります。

エサ取りの状況・潮の流れ方・風の強弱と風向き などが変化した時は、今回紹介した方法を活用して臨機応変に対応してください。

皆様の釣行時の参考になれば幸いです。



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posted by Nao☆ at 17:04 | チヌの紀州釣り