チヌ( クロダイ )のフカセ釣りや紀州釣り( ダンゴ釣り )の必須アイテムになる釣り用品の 磯玉網( タモ網 )の使い方 と タモ入れのコツ を紹介します。

海の釣り場で中型から大型サイズの魚を釣った時に1人でスマートにタモ入れを決めることで取り込み中に起こるバラシの回避にも繋がります。
具体的な手順を写真や図解付きで解説して磯玉網( タモ網 )のおすすめの選び方も紹介しているのでよろしければ参考にしてください。
磯玉網( タモ網 )とは、釣った魚を取り込む時に使用する釣り用品で...

上の写真のように長く伸ばせる 玉網の柄 と魚を掬って入れる金属製の 玉網の枠 やナイロン製の 玉網 と呼ばれるパーツをセットで組み合わせて使用します。
玉網の柄は 玉の柄 や ランディングポール と呼ばれたり...
玉網は ランディングネット と呼ばれています。
玉網の柄は 1m 程度の長さに短く縮めて、玉網の枠や玉網はコンパクトに折りたたみロッドケースなどにまとめて収納して持ち運ぶことができます。
※ ワンピースタイプの玉網の枠は折りたためません。
チヌ( クロダイ )のフカセ釣りや紀州釣り( ダンゴ釣り )の釣行時に忘れると大物を釣った時に 取り込めなくなる ので必ず釣り場に持って行ってください。
◆ 磯玉網( タモ網 )の使い方やタモ入れのコツ

磯玉網( タモ網 )は、海面に浮かせたチヌ( クロダイ )などの魚をタモ入れして取り込む時にすぐ使用できるように必ず 手が届く場所 に置きます。
右手で磯竿を持ち左手でリールを巻くフィッシングスタイルの方は...

左手で磯竿を持ち右手でリールを巻くフィッシングスタイルの方は...

上記のように置きスタンバイしておくと必要になった時にすぐ手に持ちタモ入れ作業をスムーズに行うことができます。

上の写真の 〇 で示した玉網の柄と玉網の枠を接続しているネジの部分が締まっているかどうか組み立てる時やタモ入れを終えた後は忘れずに確認してください。
ネジの部分が緩んでいる状態のまま使用すると魚の取り込み中に玉網の枠が外れて脱落してしまう恐れがあります。

上のイメージ図のようにチヌ( クロダイ )などの魚を釣り針に掛けたら強い引きを楽しみつつバラさないように丁寧にやり取りして海面に浮かせます。
この時のコツは、海面に魚の頭を出して 空気を吸わせる と大人しくなります。
やり取り中のバラシを回避する対策方法については...

⇒ チヌ( クロダイ )釣り「 バラシの意味や原因と回避する対策方法 」
上記の記事で紹介しています。

次に魚を海面に浮かせた状態で磯竿を持つ手の反対側の手で玉網の柄を持ち海面に向けて伸ばして1人でタモ入れ作業を行い取り込みます。
ライン( 釣り糸 )を緩めてしまうと魚が泳いで再び暴れ出すので注意!

タモ入れのコツは、上のイメージ図のように魚は前進するのが得意で後退するのは苦手という習性があるので 頭の方向から掬う と簡単に玉網の中に入ります。
磯竿の反発力とライン( 釣り糸 )の張りを利用しながら海面に浮かせた魚を玉網の枠の近くまで誘導して一気に掬ってしまえば OK です。
スピニングリールよりレバーブレーキリールの方が操作はしやすいです。
タモ入れを行う時の注意点として、尻尾の方向から掬おうとすると魚が逃げて上手く入らず結果として追いかけ回しながら強引に掬う状態になってしまいます。
最悪の場合は、タモ入れの途中で魚の口に掛かっている釣り針が外れたり、ハリスが歯で擦れることにより傷ついて切れてバラシに繋がります。
上記の理由からタモ入れを行う時は、必ず頭の方向から掬うようにしてください。

タモ入れした魚を回収する時は、上のイメージ図のように伸びた玉網の柄を 垂直に近い状態に保ちながら真っ直ぐ縮める とスムーズに作業することができます。
上記の作業を行う時は、右手または左手で持っている磯竿を竿掛けに掛けたり、両足の太腿でしっかりと挟み固定しながら両手で玉網の柄を縮めます。

上の写真は、当ブログの管理人がフカセ釣りの釣行時に1人でタモ入れ作業を行って取り込んでキャッチしたチヌ( クロダイ )です。
仲間同士で釣行している時は、タモ入れを手伝ってもらうことができますが、1人の時はすべて自分で行わなければならない重要な作業になります。
外道の魚を釣った時に練習することもできる ので、磯玉網( タモ網 )の使い方やタモ入れのコツを習得しておくことをおすすめします。
◆ 磯玉網( タモ網 )のおすすめの選び方

玉網の柄の全長( 伸ばした時の長さ )は...

上のイメージ図のように防波堤・堤防・波止や磯の釣り場の大潮の干潮を想定した時の釣り座から海面までの 足場の高さ に合わせて選びます。
全長 5〜6m 程度の玉網の柄があれば多くの釣り場に対応できます。

玉網の枠の直径( サイズ )は...
⇒ 35cm 、40cm 、45cm 、50cm 、55cm など
網の深さは 50〜60cm 程度です。

当ブログの管理人は、全長 5m の玉網の柄と良型のチヌ( クロダイ )を釣った時も余裕で取り込める直径 45cm の玉網の枠を使用しています。
玉網の柄に玉網の枠を取り付けて伸ばすと実釣でよく使用している 5.3m の磯竿の全長とちょうど同じぐらいの長さになります。


上記の条件を満たす 磯玉網( タモ網 )セット がおすすめです。
釣行時に釣り場を移動( ランガン )することが多い方には、仕舞寸法が短くて持ち運びに便利な 小継磯玉網( タモ網 )セット がおすすめです。
価格は数千円の安価な物から数万円する高価な物まであり、高級品は耐久性が高く軽量な素材で作られているためタモ入れを行う時の操作性も更に良くなります。
必要最低限の機能とコストパフォーマンスを最優先にして選びたい方は、安価なモデルの磯玉網( タモ網 )セットを予算に合わせて選べば OK です。
耐久性や操作性などのトータルバランスを重視して無難に選びたい方は、大手の釣り具・釣り用品メーカーが製造した...

シマノ ホリデー磯 XT 玉網 や...

ダイワ ランディングポールU 磯玉網 などがおすすめです。
【 参考サイト 】

⇒

⇒ 磯玉網( タモ網 )の一覧はこちら

⇒ 磯玉網( タモ網 )の一覧はこちら
今回の記事で紹介した釣り用品の磯玉網( タモ網 )の使い方やタモ入れのコツと選び方が皆様の釣行時の参考になれば幸いです。
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