チヌ( 黒鯛 )釣り入門 > チヌ( クロダイ )のフカセ釣り「 仕掛けの流し方のテクニック 」
2016年08月11日

チヌ( クロダイ )のフカセ釣り「 仕掛けの流し方のテクニック 」



チヌ( クロダイ )のフカセ釣りの実釣シーンで仕掛けを海に投入してから潮の流れに乗せて流す時の流し方のテクニックを紹介します。


「 チヌ ( 黒鯛 ) 釣り入門 」 0916


チヌ( クロダイ )のフカセ釣りでは、仕掛けの流し方の良し悪しで釣果が大きく変わるので、よろしければ釣り場で実釣を行う時の参考にしてください。

今回は、図解付きで具体的に詳しく説明していきます。



防波堤( 堤防・波止 )や磯の釣り場では、天候により風が吹いたり潮の流れがありフカセ釣りの仕掛けも影響を受けて風下や潮下に流されていきます。


「 チヌ ( 黒鯛 ) 釣り入門 」 0917


海面に浮いている円錐ウキや棒ウキの動きを注意深く観察するとフカセ釣りの仕掛けが右方向または左方向などに流されていくのが視覚的に分かります。

チヌ( クロダイ )のフカセ釣りは、仕掛けを潮の流れに乗せて流し底層で撒き餌と刺し餌を同調させて違和感なく食わせる釣り方が理想です。


「 チヌ ( 黒鯛 ) 釣り入門 」 0918


一般的にタナは底層に設定するため撒き餌が早く海底に届くようにオキアミと混ぜる配合餌は比重とまとまりのバランスを重視した設計になっています。


海底に溜まりやすい撒き餌になる


例えば、解凍したオキアミとマルキューの配合餌の爆寄せチヌを混ぜ合わせて作った撒き餌を実際に海に撒いてみると...





海中では上に掲載した動画のように流れながら海底まで沈んでいきます。


「 チヌ ( 黒鯛 ) 釣り入門 」 0919


最終的に上のイメージ図のようになり、海底に撒き餌が溜まって効き始めると本命のチヌ( クロダイ )が集まり釣れるポイントになります。

チヌ( クロダイ )のフカセ釣りで使用する他の配合餌の沈下動画については...


  チヌ( クロダイ )のフカセ釣りの配合餌の使い方と水中イメージ動画.jpg
チヌ( クロダイ )のフカセ釣りの配合餌の使い方と水中イメージ動画


上記の記事で紹介しています。

自分が実際に使用している撒き餌が海中でどのように沈んでいくのか沈み方を事前に把握しておくことをおすすめします。


それでは、チヌ( クロダイ )のフカセ釣りにおける具体的な仕掛けの流し方のテクニックについて図解を使用しながら説明していきます。


「 チヌ ( 黒鯛 ) 釣り入門 」 0920


上のイメージ図のように撒き餌と仕掛けお互いの投入位置を合わせて仕掛けを流していくと最初は刺し餌と同調しながら流れていきますが...


「 チヌ ( 黒鯛 ) 釣り入門 」 0921


設定したタナに刺し餌が届いた時に海底付近や海底のポイントに溜まった撒き餌と上手く同調せずズレが生じてしまうことがあります。

チヌ( クロダイ )のフカセ釣りの撒き餌と仕掛けを比較すると...


重さ

沈み方

流され方( 抵抗 )


上記の違いがありズレが生じるので、常に海中の状況を頭の中でイメージして撒き餌と仕掛けの関係を考えながら流し方を調整していきます。


「 チヌ ( 黒鯛 ) 釣り入門 」 0922


例えば、上のイメージ図のように釣り場で仕掛けが左方向に流されていく場合...


「 チヌ ( 黒鯛 ) 釣り入門 」 0923


撒き餌を打つ( 撒く )位置の右側( 潮上 )に仕掛けをずらして投入して潮の流れに乗せながら流していきます。


「 チヌ ( 黒鯛 ) 釣り入門 」 0924


上のイメージ図のように仕掛けを投入した直後は海中で撒き餌と刺し餌の位置が一致しないため同調していませんが...


「 チヌ ( 黒鯛 ) 釣り入門 」 0925


そのまま潮の流れに乗せて流していくと設定したタナに刺し餌が届いた時に海底付近や海底のポイントに溜まった撒き餌と同調します。

チヌ( クロダイ )のフカセ釣りでは、上に掲載した図解で説明したように...


撒き餌が溜まる場所に向けて仕掛けを流し刺し餌を届ける


上記のテクニックが有効になります。


海に撒いた撒き餌が海中でどのように流されて沈んでいくのか頭の中でイメージしながら仕掛けの投入位置をずらして流していくことで釣果もアップします。

撒き餌と仕掛けの投入位置をずらす時の距離ですが、釣り場で吹く風の強弱や潮が流れる速度などを考慮すると 1〜5m 程度の範囲が目安となります。

チヌ( クロダイ )のフカセ釣りの実釣を行いながら風や潮流の状況を見て撒き餌と仕掛けの投入位置をずらし流し方を調整してください。


当サイトの管理人が防波堤などの釣り場でチヌ( クロダイ )のフカセ釣りの実釣を行う時に実践している仕掛けの流し方を例に挙げると...


「 チヌ ( 黒鯛 ) 釣り入門 」 0926


上の図解のようにハリスの中央部分に 5G のガン玉を打った仕掛けの場合...


「 チヌ ( 黒鯛 ) 釣り入門 」 0927


上の写真のように撒き餌と仕掛けお互いの投入位置を 1〜2m 程度ずらして仕掛けを流し海底付近や海底で刺し餌と同調させるようにしています。

風や潮の流れにより仕掛けが速く流されてしまう時は、投入位置を 3〜4m 程度と更に大きくずらして様子を見ながら微調整しています。

今回紹介したチヌ( クロダイ )のフカセ釣りの仕掛けの流し方のテクニックが皆様の釣行時の参考になれば幸いです。



【 関連記事 】


  チヌ( クロダイ )釣り「 ポイント選びと海中の潮流の予測や読み方 」.jpg
チヌ( クロダイ )釣り「 ポイント選びと海中の潮流の予測や読み方 」

  チヌ( クロダイ )のフカセ釣り「 仕掛けについて 」.jpg
チヌ( クロダイ )のフカセ釣り「 仕掛けの作り方についての詳細 」

  チヌ( クロダイ )のフカセ釣り「 釣り場に対応した仕掛けの作り方 」.jpg
チヌ( クロダイ )のフカセ釣り「 釣り場に対応した仕掛けの作り方 」

  チヌ( クロダイ )のフカセ釣り「 マキエの打ち方と同調テクニック 」.jpg
チヌ( クロダイ )のフカセ釣り「 マキエの打ち方と同調テクニック 」

  チヌ( クロダイ )のフカセ釣り「 必須のラインメンディング方法 」.jpg
チヌ( クロダイ )のフカセ釣り「 必須のラインメンディング方法 」



posted by Nao☆ at 16:45 | チヌのフカセ釣り