2016年10月03日
釣り竿( ロッド )のメンテナンス「 釣行後の磯竿のお手入れ方法 」
防波堤・堤防・波止・磯 などの釣り場から行う一般的な海釣りシーンで頻繁に使用されている振出タイプの釣り竿( ロッド )について...
今回は、釣り竿( ロッド )のメンテナンス として、当ブログの管理人が所有している磯竿を使用しながら釣行後に自宅で行うお手入れ方法を紹介します。
定期的なメンテナンスや釣行後のお手入れをしっかり行って道具を大事に扱うことで良いコンディションを長く保ち続けることができます。
よろしければ参考にしてください。
まず最初に釣行後の釣り竿( ロッド )のメンテナンス( お手入れ )を楽にするために釣り場で必ずやっておきたいことについて説明します。
今回は、磯竿を使用して説明していきます。
釣りを終了する時は、綺麗なタオルを使用して磯竿に付着した撒き餌( コマセ )や海水による 汚れを拭き取りながら縮めて納竿する ことをおすすめします。
雨天釣行をした日は、撒き餌( コマセ )や海水の汚れと一緒に雨水の水滴も綺麗なタオルで拭き取りながら縮めて納竿してください。
汚れたままの状態で縮めてしまうと...
内部に汚れが付着して臭いやベタ付きの原因に
上記のようにコンディションが悪化して釣行後のメンテナンス( お手入れ )も大変な作業になり、余計な手間と時間が掛かってしまいます。
チヌ( クロダイ )のフカセ釣りなどは特に汚れやすいので注意が必要です。
◆ 釣行後のメンテナンス( お手入れ )方法
帰宅したらスピニングリールまたはレバーブレーキリールを外して、磯竿のガイドに付着した塩分を水道水で洗い流し綺麗なタオルで水分を拭き取ります。
上に掲載した写真のように磯竿のガイドの部分をライン( 道糸 )などで軽く縛って束ねておくと水道水で洗い流す時の作業がしやすくなります。
磯竿の内部に水が侵入するのを防ぐためガイドは必ず 下に向けた状態 で洗って上に向ける前に綺麗なタオルで水分を拭き取ってください。
磯竿を握るリールシートの部分は、手の汚れや塩分が付着しやすいので汚れが目立つ時はこちらも水道水で洗い流し綺麗なタオルで水分を拭き取ってください。
ガイドやリールシートに付着した塩分をそのまま放置すると...
金属パーツ部分の錆びや腐食の原因に
上記のように金属パーツが劣化して寿命を縮めてしまうことになるので、釣行後は速やかに水道水で洗い流すことをおすすめします。
最後に綺麗なタオルを水道水で濡らして固く絞り磯竿の穂先から竿元まで全体を丁寧に拭いて仕上げれば釣行後のメンテナンス( お手入れ )は完了です。
作業中は穂先を折らないように十分注意してください。
自宅の廊下などで穂先から順番に伸ばしながら拭き上げる方法がベストですが、間取りなどの事情によりスペースが確保できない方は...
伸ばす → 拭く → 縮める
上記の手順で部分ごとに拭き上げていけば部屋の中でも作業できます。
釣り竿( ロッド )を保護して汚れにくくしたり、汚れのこびり付きを防いで簡単に落としやすくするための定期的なメンテナンス方法として...
上の画像の ボナンザ ロッド・メンテ などの釣り具のメンテナンス専用のケミカルを使用してコーティングを施工することをおすすめします。
釣り竿( ロッド )の表面全体やガイドの部分をフッ素樹脂の被膜で保護することにより撥水効果と防汚効果が得られライン( 道糸 )の滑りも良くなります。
海水に含まれる塩分のベタ付きを軽減したり、汚れも付着しにくくなるため釣行後のメンテナンス( お手入れ )が楽になります。
釣り竿( ロッド )の表面やガイドの部分に繊維が細かくて柔らかい生地のマイクロファイバークロスなどを当ててから...
ボナンザのロッド・メンテを適量スプレーして全体を軽く拭き上げていけば...
コーティングの施工完了です。
目安として、釣行3〜5回に1回ぐらいの頻度 でコーティングを施工して定期的にメンテナンスすることで撥水効果と防汚効果を維持することができます。
⇒ ロッド・メンテの詳細はこちら
⇒ ロッド・メンテの詳細はこちら
⇒ ロッド・メンテの詳細はこちら
当ブログの管理人が実際に行っている定期的なメンテナンスの裏技として...
ボナンザのロッド・メンテと同じフッ素樹脂の成分が含まれた自動車専用の高耐久性タイプのコーティング剤 SOFT99 ミラーシャイン を使用しています。
チヌ( クロダイ )のフカセ釣りや紀州釣りの釣行時に運転している車を洗車した後にボディー全体をコーティングするためのアイテムですが...
釣り竿( ロッド )の表面やガイドをコーティングすることも可能です。
マイクロファイバークロスの上に適量のミラーシャインを出してから...
釣り竿( ロッド )の表面やガイドの部分を拭いて全体に塗り込んでいけば...
コーティングの施工完了です。
ボナンザのロッド・メンテを使用してコーティングを施工した時と同様にフッ素樹脂の被膜が形成されての撥水効果と防汚効果が得られます。
同じコーティング剤を持っている方は是非!
石油系溶剤やコンパウンド( 研磨剤 )不使用のその他のフッ素系またはガラス系の自動車専用コーティング剤も有効になります。
ミラーシャイン以外の施工は、あくまでも自己責任でお願い致します。
釣り竿( ロッド )が汚れていて...
不快な臭いがする
⇒ 海水に含まれるプランクトンなどの有機物や撒き餌( コマセ )が原因
伸ばす度に表面がベタ付く
⇒ 海水に含まれる塩分の湿気などが原因
伸ばしたり縮める時にジョリっとした感触がある
⇒ 海水に含まれる塩分の結晶や砂埃などが原因
上記の症状が出てしまった時は、表面や内部の洗浄が必要になります。
汚れによりコンディションが悪くなってしまった時に出る様々な症状を改善させるための対処方法として、お風呂場で釣り竿( ロッド )の尻栓を外してから...
ガイドを上に向け立てた状態にして部分的に伸ばしながらシャワーの水を大量にかけ表面や内部を洗浄して汚れや塩分を洗い流します。
シャワーの水温は 30〜35℃ 程度のぬるま湯 がおすすめです。
表面や内部を洗浄する作業が終了したら濡れている釣り竿( ロッド )を穂先から順に伸ばして綺麗なタオルで余分な水分を拭き取り...
尻栓を外したままの状態で直射日光が当たらない風通しの良い日陰の場所に立て掛け数日間干して全体をよく乾燥させます。
完全に乾燥させた後にボナンザのロッド・メンテなどで表面やガイドの部分にコーティングを施工して仕上げます。
インターラインロッド( インナーガイドロッド )は、ライン( 道糸 )を内部に通す構造のため釣行後は毎回洗浄することをおすすめします。
今回紹介した釣り竿( ロッド )の定期的なメンテナンスと釣行後のお手入れを自宅でしっかり行えば良いコンディションを長く保ち続けることができます。
釣り師の皆様の参考になれば幸いです。
【 関連記事 】
⇒ シマノとダイワのおすすめの磯竿「 最適な号数の選び方と通販情報 」
⇒ シマノ鱗海シリーズ「 フカセ釣りや紀州釣りの磯竿( チヌ竿 )紹介 」
⇒ スピニングリールのメンテナンス「 釣行後のリールのお手入れ方法 」
posted by Nao☆ at 18:47
| 釣り具・釣り用品