チヌ( 黒鯛 )釣り入門 > チヌ( クロダイ )のフカセ釣り「 タナの取り方と有効な使い分け方 」
2018年04月06日

チヌ( クロダイ )のフカセ釣り「 タナの取り方と有効な使い分け方 」



チヌ( クロダイ )のフカセ釣りのタナ( ウキ下 )は...


「 チヌ ( 黒鯛 ) 釣り入門 」 1404


1. 宙釣り
2. 底トントン
3. 這わせ



上記の3つの中から選択して決定します。


今回は、チヌ( クロダイ )のフカセ釣りシーンにおける タナの取り方 と釣り場や釣況に合わせた 有効な使い分け方 を紹介します。

当ブログの管理人の見解および実績などを踏まえて紹介していくので、よろしければ釣行時の参考にしてください。



チヌ( クロダイ )のフカセ釣りシーンでタナを取りウキ下を設定する時は...


「 チヌ ( 黒鯛 ) 釣り入門 」 1405


道糸にウキ止め糸を取り付けた 半遊動の仕掛け を使用します。

仕掛けの作り方( 図解あり )などについては、記事の最後にリンクを掲載しているのでそちらの方を参考にしてください。



1. 宙釣りのタナ


「 チヌ ( 黒鯛 ) 釣り入門 」 1406


チヌ( クロダイ )のフカセ釣りで上のイメージ図のように刺し餌を設定した水深でふかせたい( 漂わせたい )時に宙釣りのタナを取ります。

宙釣りのタナは...


根掛かりが極端に多い釣り場

チヌ( クロダイ )の活性を確かめる時

海面が凪いでいる時


上記の釣り場および釣況下で使うと有効になります。


「 チヌ ( 黒鯛 ) 釣り入門 」 1407


海底付近を回遊することが多いチヌ( クロダイ )の習性を踏まえて、上のイメージ図のように 海底から 20〜30cm 上のタナ を取ります。


刺し餌の位置をチヌ( クロダイ )の目線に合わせる


フカセ釣りの実釣を開始して食い気のあるチヌ( クロダイ )がポイントに集まると宙釣りのタナで明確なアタリが出ます。

チヌ( クロダイ )の活性が更に高くなると沈下してくる撒き餌( コマセ )に反応して浮いてくることもあります。

特に水深が 10m 前後ある比較的に深い釣り場や防波堤の壁際などを攻めていく時に浮く現象が見られます。


・ 刺し餌がタナに届く前にアタリが出る
・ 食い上げのアタリが出る



上記に該当するアタリが出てチヌ( クロダイ )が釣れる時は、上に浮いているのでウキ止め糸をずらしてタナを浅くします。

例えば、海底から 1m・2m・3m と更に上のタナを取ります。


一方で、フカセ釣りの仕掛けを投入する度に根掛かりしてチヌ針をロストしてしまう悪条件の釣り場では、選択肢が宙釣りのタナに絞られます。

逆に根掛かりのトラブルが少ない釣り場では、釣況に合わせ次に紹介する底トントンのタナを取り使い分けることも可能です。



2. 底トントンのタナ


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チヌ( クロダイ )のフカセ釣りで上のイメージ図のように刺し餌を海底にぴったり付けてふかせたい( 漂わせたい )時に底トントンのタナを取ります。

底トントンのタナは、宙釣りのタナで実釣を行っていて...


刺し餌がすぐエサ取りの小魚に取られてしまう時

チヌ( クロダイ )が刺し餌を食わない時


上記の釣況下で使うと有効になります。


「 チヌ ( 黒鯛 ) 釣り入門 」 1409


上のイメージ図のように宙釣りのタナに比べ刺し餌を目立ちにくくすることができるためエサ取りの小魚に狙われにくくなります。

フカセ釣りの実釣中に撒いた撒き餌( コマセ )が徐々に海底に溜まり、ポイントが形成されていけば刺し餌と同調します。


刺し餌の位置を海底に合わせる


海底に溜まった撒き餌( コマセ )に反応するチヌ( クロダイ )に対して刺し餌を食わせていく形になります。

根掛かりのトラブルが少ない釣り場では、釣況に合わせ次に紹介する這わせのタナを取り使い分けることも可能です。



3. 這わせのタナ


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チヌ( クロダイ )のフカセ釣りで上のイメージ図のように刺し餌を海底に置いたままの状態にして違和感なく食わせたい時に這わせのタナを取ります。

這わせのタナは、宙釣りのタナまたは底トントンのタナで実釣を行っていて...


チヌ( クロダイ )が刺し餌を食わない時

潮の流れが速い時

海面が波立ちうねりがある時


上記の釣況下で使うと有効になります。


「 チヌ ( 黒鯛 ) 釣り入門 」 1411


上のイメージ図のように潮の流れが速い時は、刺し餌がポイントから外れにくくなり更に海面が波立ちうねりがある時は、刺し餌が浮き上がらなくなります。

波やうねりがあるとポイントで刺し餌が上下に揺れアクションが大きくなってしまいチヌ( クロダイ )が警戒して食いが悪くなってしまいます。

這わせのタナを取ることで違和感を軽減できます。


刺し餌を海底に置いて拾わせる


底トントンのタナから更にウキ止め糸を 1m 程度ずらしていきタナを水深よりも深く取りハリスを海底に這わせるようにします。

釣り場の潮の流れの速さや波の高さに合わせ這わせ幅を 1.5m・2m・2.5m と段階的に大きくしていくことも可能です。


水深が浅い海岸から行うフカセ釣り

水深が浅い砂浜から行う渚釣り


上記に該当する釣り場で実釣を行う時は、水深が浅いためチヌ( クロダイ )が浮く可能性は低く完全に底狙いになります。

更に波の影響も受けやすくなるため始めから這わせのタナを取り勝負していくことをおすすめします。



チヌ( クロダイ )は、海底付近のタナで釣れると覚えておいて間違いないので自身の釣行する釣り場および実釣中の釣況に合わせ紹介した...

1. 宙釣り
2. 底トントン
3. 這わせ

上記の3つのタナを使い分けていきます。



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posted by Nao☆ at 16:48 | チヌのフカセ釣り