海釣りで使用する磯竿は、釣具店やインターネット通販で数千円程度の価格で購入できる廉価品から数万円もする高級品まであってラインナップも豊富です。

今回の管理人の釣りコラムは、海釣りで使用する磯竿の購入を検討している釣り師の方に向けた 廉価品と高級品の磯竿の違い についてのお話です。
当ブログに訪問する読者さんの大半は、チヌ( クロダイ )釣りに興味があると思うので、そのことを踏まえてお話していきます。
よろしければ、ご一読ください。
皆様がお住まいの地域にある釣具店またはインターネット通販で販売されている磯竿の定価の価格帯を廉価品と高級品で大きく分けると...
◆ 廉価品
・ 超低価格帯 ⇒ 5000円前後
・ 低価格帯 ⇒ 10000円前後
◆ 高級品
・ 中価格帯 ⇒ 30000円前後
・ 高価格帯 ⇒ 50000円前後
・ 超高価格帯 ⇒ 100000円前後
上記のような感じになり、価格だけで見ると5000円前後で購入できる超低価格なものから100000円前後する超高価格なものまであります。
違いを簡単に説明すると...
上記のような感じになります。

皆様が釣行時に運転する自動車に例えるとトヨタの普通車のカローラアクシオよりも高級車のクラウンの方が車両本体価格も高くなります。
更に同じ車種であってもグレードの違いやオプションのパーツ( 快適装備など )を取り付けると車両本体価格も高くなります。

磯竿においても自動車と同様に基本性能の向上と実釣中の快適装備が充実していくほど価格も比例して高くなります。
それでは、廉価品と高級品の磯竿の具体的な違いを説明します。
1. カーボンの品質の違い

磯竿の主原料は、カーボンファイバー( 炭素繊維 )ですが、廉価品と比べ高級品はカーボンの品質が違います。
一方で、カーボンの品質は見た目で判断しにくいため実際に磯竿を操作して魚とやり取りしてみないと良さが分からない部分でもあります。
例えば、シマノ製の磯竿の場合は...
上に掲載した YouTube 動画のようにカーボンテープをX状に巻く技術を採用することにより、ネジレ剛性を強化してパワーと操作性を向上させています。
大手のメーカーだと...
・ シマノは ⇒ スパイラルX
・ ダイワは ⇒ X45
上記のように呼ばれスパイラルXやX45が装備された磯竿は、廉価品よりもカーボンの品質が良く基本性能が高いため価格も高くなります。
更に高級品の磯竿になると主な対象魚になる...
・ グレ( メジナ )
・ チヌ( クロダイ )
上記の魚種を獲ることに特化させてカーボンの性能を変え調子や粘りなどを調整して最適なチューニングが施されています。
◆ 参考記事

⇒ 釣り具( 磯竿 )の基礎知識「 上物竿のグレ竿とチヌ竿の違いと特徴 」

磯竿の穂先は、細くて一番折れやすい部分です。
高級品の磯竿になると繊細なアタリも取れるように穂先の感度を高め巻き込み強度を向上させて折れにくくなっています。
大手のメーカーだと...
・ シマノは ⇒ タフテック / タフテックα / タフテック∞
・ ダイワは ⇒ メガトップ / メタルトップ
上記の穂先が採用されています。
2. リールシートの違い

廉価品の磯竿のリールシートは、上の画像のようにスピニングリールやレバーブレーキリールを取り付けるだけの必要最低限の装備ですが...

高級品の磯竿になると上の画像のようにリールシートにマッドラバーコーティングなどを施して滑りにくくしつつ手にフィットする立体構造になっています。

少々コストは掛かりますが、リールシートを立体構造にすることにより釣り師の手の疲れを軽減して実釣中の快適性や操作性を高めています。
⇒ 長時間握っていても手が疲れにくくやり取り中の操作も安定する
表現は極端ですが、廉価品のリールシートはショボく高級品のリールシートは豪華なので見た目や握った感覚で違いが分かる部分です。
3. ガイドの違い

廉価品の磯竿のガイドは、上の画像のようにステンレスフレームかつ円形のガイドが装備されたものが一般的ですが...

高級品の磯竿になるとガイドも異なり、上の画像のようにチタンフレームかつ楕円形の SiC IM ガイド( 傾斜ガイド )が装備されています。

特殊な形状をしているため実釣中に磯竿の穂先のガイドにライン( 道糸 )が絡んでしまうトラブルを軽減する効果があります。
⇒ ライントラブルが減りストレスなく釣りを楽しめる
ステンレスフレームの円形ガイド装備かチタンフレームの楕円形 SiC IM ガイド装備かの違いで磯竿の価格も異なります。

ガイドの違いと価格が明白な具体例を挙げると当ブログの管理人が現在所有しているシマノのボーダレスオリジナルモデル 420ML-T には...

チタンフレームの楕円形 SiC IM ガイドが標準装備されています。

定価は 43500円 です。

一方で、基本性能は同じですが、価格を抑えるため異なるガイドを装備したシマノのボーダレス BB オリジナルモデル 420ML-T の定価は 23500円 です。
同じスペックでもガイドが異なると価格差が大きいです。
◆ 参考記事

⇒ シマノの磯竿「 ボーダレス 」のインプレッションと使用した感想や評価

現在は、ガイドも進化していてシマノの場合は Xガイド が...

ダイワの場合は AGS( エアガイドシステム )が装備された磯竿もあります。
廉価品と高級品の磯竿の具体的な違いについて...
1. カーボンの品質
2. リールシート
3. ガイド
上記の3点を例に挙げました。

廉価品にはないその他の装備として、磯竿の3番や4番の表面に凹凸を付けて実釣中にライン( 道糸 )がまとわりつくトラブルを抑えたり...

釣り場で磯竿を伸ばす時に一発でガイドを合わせることができるガイド合わせラインなども装備されています。
地味な装備ですが、意外と便利です。
海釣りの初心者さんで初めての磯竿の購入を検討している場合は、廉価品を使用してみるのもアリだと思います。
一方で、廉価品に飽きて買い替えを検討している場合は、今までと同じ廉価品だと物足りなさを感じてしまうことがあります。
装備をどこまで充実させるのか釣り師の皆様の好みや予算によりますが、買い替えを検討している場合は、ワンランク上の磯竿がおすすめです。
当ブログでは、初心者さん向けの廉価品の磯竿をはじめ中価格帯でありながらも基本性能が高くトータルバランスに優れた高級品の磯竿を紹介しています。

⇒ シマノとダイワのおすすめの磯竿「 最適な号数の選び方と通販情報 」
また、当ブログに訪問する読者さんは、チヌ( クロダイ )釣りに興味がある釣り師の方が大半だと思います。
専用品は、別名 チヌ竿 と呼ばれて、シマノの鱗海シリーズはエントリーモデルからハイエンドモデルまでラインナップしています。

⇒ シマノ鱗海シリーズ「 フカセ釣りや紀州釣りの磯竿( チヌ竿 )紹介 」
【 関連記事 】

⇒ 釣り竿( ロッド )のメンテナンス「 釣行後の磯竿のお手入れ方法 」



