2022年10月24日
チヌ( クロダイ )釣りの練り餌「 自作の荒食いブラウンの作り方 」
チヌ( クロダイ )のフカセ釣りや紀州釣りでは、刺し餌として見た目の色や成分が異なる数種類の練り餌が使用されています。
今回は、練り餌の中でもチヌ( クロダイ )が好んで食べているさなぎを大量に配合した 自作の荒食いブラウンの作り方 を紹介します。
よろしければ釣行時の参考にしてください。
まず最初に、荒食いブラウンとは...
上の写真のマルキューの茶色い練り餌になり...
製品パッケージの裏面に記載されている主原材料を確認すると...
01. さなぎ粉
02. アミエビ
03. 小麦粉
04. 糖類
05. 酒精
06. 着色料
07. 酸化防止剤
08. 増粘剤
上記の8種類の材料で構成されています。
今回は、当ブログの管理人が主原材料をそれぞれ吟味して、独自にアレンジを加えて練り餌の荒食いブラウンを自作していきます。
荒食いブラウンを自作するにあたり、ネット通販などで3つの材料を購入!
1. マルキュー さなぎ粉
メーカーのホームページの説明書きを見ると、マルキューのさなぎ粉は...
集魚効果が格段に高まる
上記のように書かれています。
マルキューには、チヌ( クロダイ )釣りの集魚剤として細びきさなぎや荒びきさなぎもありますが、このさなぎ粉の方が粒子がきめ細かいです。
小魚に突かれたり齧られても割れにくく小麦粉とよく混ぜて粘りのある自作の荒食いブラウンに仕上げるためこちらのさなぎ粉を選びました。
⇒ さなぎ粉の詳細はこちら
2. アミドリップ
メーカーのホームページの説明書きを見ると、マルキューのアミドリップは...
集魚効果の極めて高いアミエビの濃縮エキス
混ぜるだけで強烈な集魚効果を発揮
上記のように書かれていて、さなぎ粉との相乗効果でチヌ( クロダイ )に対しての集魚力と摂餌力をアップさせる効果が期待できます。
生のアミエビとは異なり、加工されているため未開封の状態で常温保存もできて黒く変色したり腐敗するリスクも少ないです。
開封後は、冷蔵庫で保存します。
⇒ アミドリップの詳細はこちら
3. アミノ酸α
メーカーのホームページの説明書きを見ると、マルキューのアミノ酸αは...
付けエサの食いが格段にアップ
魚が好むアミノ酸と『 ウルトラバイト・アルファ 』
粉末タイプの摂餌促進剤
上記のように書かれていて、本物の荒食いブラウンには含まれていませんが、摂餌力アップで荒食い感を演出するために使用してみます。
アミノ酸αは、無理に入れる必要はなく他のアミノ酸( グルタミン酸ナトリウム )が含まれている味の素でも代用可能です。
本物の荒食いブラウンより食いが良い練り餌に仕上がるかも!?
◆ 2022年11月10日 〜
マルキューのアミノ酸αは、現在上の画像のようなボトルタイプのパッケージになり大漁ボトルとしてリニューアル発売されています。
今までのアミノ酸αとは違い自分好みの量を振りかけることができるようになってより一層使い勝手が良くなりました。
⇒ アミノ酸αの詳細はこちら
◆ 自作の荒食いブラウンの材料
・ さなぎ粉
・ アミエビ → アミドリップ
・ 小麦粉
・ 糖類 → 砂糖
・ アミノ酸α
上記の5種類の材料を使用します。
私たち人間が食べている加工食品などの食品添加物として使用されている酒精と着色料と酸化防止剤と増粘剤は入れずに作ります。
その代わりに摂餌力を高めるため アミノ酸α を添加します。
◆ 自作の荒食いブラウンの作り方
まず最初に...
・ さなぎ粉 大さじ 6( 90cc )
・ 小麦粉 大さじ 4( 60cc )
・ 砂糖 大さじ 1( 15cc )
・ アミノ酸α 1包( 3g )
上記の粉末材料を混ぜ合わせます。
さなぎ成分が半分以上を占めるようにバランス調製しているので、添加物の着色料を入れなくても最終的に茶色い練り餌に仕上がります。
次に アミドリップ を少しずつ加えて適度な硬さになるまで練り込んでいきます。
エサ取りの小魚に突かれたり齧られても簡単に取られず耐える自作の荒食いブラウンにしたい場合は、硬めに仕上げておくことをおすすめします。
実釣中にエサ取りの小魚がいなくなった時など食い込みを良くしたい場合は、指に海水を付けて練り直し柔らかくすることもできます。
材料を練り込んでよく馴染ませれば 自作の荒食いブラウン の完成です。
このままサランラップに包んでからフリーザーバッグに入れて釣行当日まで冷蔵庫や冷凍庫で一時的に保存することもできます。
上の画像のように粉末の状態のまま保存して、使用する直前に生のアミエビを加えて練り込むまたはアミドリップを加えて練り込むこともできます。
作りたてで新鮮な自作の荒食いブラウンを使用したい方におすすめです。
早速ですが、自作の荒食いブラウンを持って釣り場にやってきました。
チヌ針に付けて、チヌ( クロダイ )のフカセ釣りの実釣開始!
自作の荒食いブラウンは、他の練り餌の食い渋りイエローまたはエサ持ちイエローと練り合わせてマーブル状にすることもできます。
茶色と赤色で発色の違いが分かりにくいですが、高集魚レッドと練り合わせると上の画像のような感じになります。
夕方から実釣を開始したので、30分程度で日が暮れてしまいましたが...
自作の荒食いブラウンで チヌ( クロダイ )をゲット!
更にエサ持ちイエローと自作の荒食いブラウンを一緒に練り合わせたマーブル練り餌パターンでも チヌ( クロダイ )をゲット!!
自作の荒食いブラウンは、単品使用でも他の練り餌と併用するマーブルパターンでも本命の チヌ( クロダイ )は釣れます。
よろしければ、荒食いブラウンの自作にもチャレンジしてみてください。
残った自作の荒食いブラウンは、乾燥しないようにサランラップで包んでジップロックに入れて冷蔵庫で保存しておけば次回の釣行で再使用できます。
長期保存する場合は、フリーザーバッグに入れて冷凍保存をおすすめします。
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posted by Nao☆ at 22:20
| チヌのフカセ釣り