紀州釣り( ウキダンゴ釣り )専用の ヤマセ浮き をご存じでしょうか?

今回は、当ブログの管理人が自腹でヤマセ浮きを購入して、実際に使ってみたら非常に良かったので紹介したいと思います。
よろしければ、ウキを選ぶ時の参考にしてください。
◆ 最終更新日:2024年1月3日
ヤマセ浮きとは、ヤマセ工房さんが1本1本丁寧に手作りしている紀州釣り( ウキダンゴ釣り )専用の自立式の棒ウキです。
主な特徴としては...



上記の通りです。

現時点では、近くの釣具店で一切販売しておらず、店舗お取り寄せすることも不可能なためネット通販で購入しました。
購入したのは、オールマイティーに使用できる M サイズです。
※ 後日 S と L サイズも購入

箱を開封してみると、ヤマセ浮き 本体と...

紙の 取扱説明書 が入っていました。

早速ですが、釣り場に行ってヤマセ浮きを紀州釣り( ウキダンゴ釣り )の仕掛けに取り付けてみました。
ヤマセ浮きの見た目に関しては、あの 永易ウキ によく似ています。

ダンゴを作って...

握り、ポイントに投入してみます。

自重は、4.4g 〜 4.7g と軽いため杓を使えばダンゴの遠投も可能です。
軽いがゆえに強い風には弱い?

上の画像は、着底したダンゴが割れてテンションフリーになったヤマセ浮きが海面に浮いて魚のアタリを待っている時の状態です。
視認性に関しては、15m 前後の距離は非常に見やすかったです。

一方で、グラスソリッドトップが超細身な作りになっているためダンゴを 30m 以上遠投すると目盛りが見えにくくなります。
※ 使用者の視力、太陽の向き、偏光グラスの性能にも左右されます。

ヤマセ浮きの具体的な使い方ですが、道糸を十分に出してからダンゴを投げて、ウキ本体を手前に落とし海面に着水させます。
ウキ下を水深より深く設定して這わせた場合ダンゴを投げた直後は、ウキがダンゴに引っ張られて行って一旦沈んでから再び浮上します。
ウキは、着底したダンゴをアンカーにして潮下へ流れて行きます。
這わせる幅ですが、当日は水深+半ヒロから1ヒロぐらいの設定がベストでした。

潮下に到達したウキは、ダンゴに引っ張られて斜めになります。
その後、斜めのウキが真っ直ぐに立ったり、朱色のヘッド部分が完全に浮いた状態になった時がダンゴが割れたサインです。
エサ取りが多いとウキが潮下に到達する前にダンゴが割れてしまいますが、ウキにも魚のアタリが出ます。


ヤマセ浮きに出るダンゴアタリ・前アタリ・本アタリを見分けて、アワセを入れれば本命の チヌ( クロダイ )が釣れます。
紀州釣り( ウキダンゴ釣り )に慣れたベテラン釣り師の方であれば、ヤマセ浮きの挙動でエサ取りと本命のアタリを見分けることも可能です。
今回のテスト釣行では、ヤマセ浮きのグラスソリッドトップを数センチ程度軽く押さえるアタリが出てアワセを入れたら本命のチヌ( クロダイ )が乗りました。

短時間のテスト釣行で二枚の釣果!
ヤマセ浮きは視認性が良いので、夕マヅメを過ぎて辺りがだんだんと暗くなり始めたタイミングでも目視でアタリを取ることができました。

場所を変えて、サイズは微妙ですが、更に一枚追加!!

今回紹介したヤマセ浮きは、品薄状態でなかなか入手できないウキですが、気になる方は、紀州釣り( ウキダンゴ釣り )で使ってみてください。
◆ 後日談

実際に紀州釣り( ウキダンゴ釣り )でヤマセ浮き M を使用してみたらかなり良かったので、新たに S と L サイズを追加購入しました!

これでヤマセ浮き S・M・L すべてのサイズが揃いました。
最後にヤマセ浮きのラインナップは...
・ サイズ S ベタ凪の日におすすめ! 残浮力 2B
・ サイズ M オールマイティー! 残浮力 3B
・ サイズ L 深場や潮が速い( 重い )時におすすめ! 残浮力 4B
上記の3種類です。

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⇒ ヤマセ浮きの詳細はこちら
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