チヌ( クロダイ )は食べることができますが、釣る時期や場所( 生息環境 )などにより、食味の差が激しく美味しいまたは不味いと意見が大きく分かれます。

今回は、一年を通して釣ったチヌ( クロダイ )を食べてきた当ブログ管理人の経験から考察した 美味しいチヌと不味いチヌの見分け方 を紹介します。
よろしければ、食べる時の参考にしてください。
始めに個人の経験に基づいて記事を書いているので、すべてのチヌ( クロダイ )が紹介した内容に当てはまるとは限りません。
その点を理解したうえで記事を読んでいただけると幸いです。
◆ 美味しいチヌ( クロダイ )の見分け方


1. 体高があって魚体も綺麗
ひれピンで銀白色またはいぶし銀のいわゆる回遊性と言われる個体で、見た目が綺麗だと印象も良く食べても美味しそうに見えます。

2. 筋肉が厚くよく肥えている
地域によって、マッスルチヌ と呼ばれることも!

3. 内臓脂肪をたっぷり蓄えている
上記の3つの条件をすべて満たしたチヌ( クロダイ )は、コンディションが非常に良い個体と言えるので、家に持ち帰って食べても美味しいです。
条件1と2については、釣り場で魚体を見ればある程度判断できると思います。


試しにチヌ( クロダイ )を三枚に卸して柵取りして皮を引いてみると、弾力のある半透明の白身で程良く脂も乗っているため表面に艶があります。
経験上...
⇒ 初冬から春先に釣れるチヌ( クロダイ )は美味しい
※ 目安として11月〜3月ぐらい
産卵後に体力を回復して越冬に備えエサを荒喰いしたチヌ( クロダイ )は、内臓脂肪をたっぷり蓄えているため身も厚く脂が乗っていて美味しいです。
産卵でエネルギーを使い果たす前の春先の乗っ込み序盤のチヌ( クロダイ )も同じく内臓脂肪と卵の両方を蓄えていて美味しいです。
乗っ込みが進むと徐々に卵も大きくなり、体内に蓄えた脂肪を完全に消費してしまうと身の質が落ちて不味くなります。


綺麗な海域で釣ったチヌ( クロダイ )は臭くないので、酒の肴にする場合は、昆布締めのお刺身 や カルパッチョサラダ などに!

⇒ チヌ( クロダイ )料理レシピ「 魚のお刺身とカルパッチョの作り方 」
一方で、ご飯と合わせる場合は...


漬け丼 や 炊き込みご飯 などで食べると美味しいです。

⇒ チヌ( クロダイ )の食べ方「 漬け丼とたれの作り方の魚料理レシピ 」

⇒ チヌ( クロダイ )料理レシピ「 鯛めし( チヌめし )の作り方 」
◆ 不味いチヌ( クロダイ )の見分け方


1. 全体的に身が痩せていて魚体の見た目も汚い
痩せていて体力がないためサイズの割にはあまり引かず、釣ってタモ入れした時点で既に鰭がボロボロで見た目に違和感があるような個体などです。
よく 居着き と呼ばれる真っ黒な個体や錆びたような茶色い個体も微妙です。

2. 身が白濁して弾力も無くブヨブヨしている
乗っ込み終了直後のチヌ( クロダイ )は、産卵でエネルギーを使い果たしているため身の質が悪く( 水っぽくて )脂もまったく乗っていません。
例えると、生臭いライチみたいな食感!?
よって、刺身・塩焼き・煮付けなどで食べても正直あまり美味しくないです。
経験上...
⇒ 乗っ込み終盤から夏場に釣れるチヌ( クロダイ )は不味い
※ 目安として5月〜9月ぐらい
チヌ( クロダイ )を家に持ち帰って捌いてみたところ、脂肪分が無く身が白濁してブヨブヨしていたら...

フライ などの揚げ物の料理で食べることをおすすめします。
脂肪分が無いチヌ( クロダイ )は、サラダ油を使った料理でひと工夫!

⇒ チヌ( クロダイ )の食べ方「 チヌカツフライの作り方の料理レシピ 」
その他の調理法として...

スパイスで味付けしてからサラダ油で揚げて...

上に五目野菜あんかけをかけて食べても美味しくなります。

⇒ グレ( メジナ )料理レシピ「 グレの唐揚げの五目野菜あんかけ 」
上記の記事はグレ( メジナ )の唐揚げで五目野菜あんかけを作っていますが、同様にチヌ( クロダイ )で作って食べても美味しいですよ!

チヌ( クロダイ )は、釣る時期によって食味が大きく変わり、寒い時期は脂肪分が多く暑い時期は脂肪分が少ない傾向があります。
よく 寒チヌは臭みも無く脂が乗っていて美味い と言われますね!
◆ 釣り場の環境で食味( 主に臭い )が変わる

海水の透明度が高く綺麗な海域の釣り場で釣ったチヌ( クロダイ )は、嫌な臭いが少なくハズレ個体を引く確率も低いです。
一方で、汚染された海域の釣り場で釣ったチヌ( クロダイ )は、生息環境の影響からかやはり臭う個体がいます。
上記の2つの条件に該当する釣り場などがその一例です。
チヌ( クロダイ )は、濁りを好む習性があるため水が汚くて濁っていた方が警戒心も薄れて釣りには有利な条件ですが...。

実際に捌くと 下水臭 や ケミカル臭 がして、食べても何か臭います。
経験したことがある方なら分かると思いますが、シロギスやカワハギなどに時々ある強烈なカルキ臭を放つ個体よりはマシですが...。
「 チヌ( クロダイ )は、臭い!不味い!」
という方は、今回紹介した不味い条件に該当している可能性があります。
キャッチ&イートな方は、チヌ( クロダイ )を釣る時期や釣り場の環境なども考慮して釣行すると不味いハズレ個体を引く確率も下がります。
具体名は避けますが、釣り場で会った方から...
「 〇〇湾のチヌは不味い!」
「 〇〇〇港のチヌは不味い!」
などと聞くこともあります。
リリース前提ではなく食料確保目的の釣行では、不味いチヌ( クロダイ )が釣れやすくなる時期や汚染された釣り場を避けることをおすすめします。
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